ネギとサンドウィッチ

吸って、吐いて、書く。
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時間の密度

2021-07-12 | 🐠魚の頭🐠

早朝の4時台、5時台に起きだして活動していると、時間の進み具合が昼間とまるで違う。
いくつかやることをやって、ふと時計を見る。

 ……? 5分(あるいは10分)しか経ってない。

ほんの5分、10分の間に、やることを終えるスムーズ感が心地いい。
で、次のことにとりかかる。
次のことも終えて、ふと時計を見ると、やはり5分か10分くらいしか経っていない。
けっこう時間を使った感覚なのに、かなり得した気分になる。

たとえば、ぼんやりずるずるしているときの時間。
あれはすごい速度で時間が経っている。
1時間、2時間が、時間を使った感覚がないまま過ぎていてびっくりする。
目の粗いザルで時間を取り溢している感じ。

大して時間が経っていない“密度の濃い時間”。
時間を使った感覚がない“粗い時間”。

私の場合、早朝は、だんぜん、時間の密度が濃い。

「今のうちにこれをしておこう」、「あれも片づけてしまえ」とやることを詰めていく。
そのわりに忙しさを感じない。
時間も経っていない。

それが日中になると、決めていた時間になったらしようと思ったことが思い切りよく始められなかったり、始めたら始めたで雑用に気がなってそっちに手を出してたり。
そんなこんなで忙しいわりに、粗い時間の過ぎ方をする。

「これをしよう」と決めたら、それをする。
「あれをしよう」と決めて、それをする。
「しよう!」と決めて時間の始まりをつくる。

と、自分に言い聞かせをするけれど、そうそううまくいかない。
早朝の時間帯を使うのが一番な感じ。

 昼間って、ぼーっとしてたい。

こんな心の声が、強いせいだろうか。

こういうことを書くと、昼間はぼーっとしている人だと思われるかもしれないが、ぼーっとしちゃうときもあるということだから。
年がら年中、ぼーっとして、時間を取り溢しているわけではないから。


時間に関して、もう一つ。
あれもしなきゃ、これもしなきゃ、やることたんまり「時間がない」と思っていると、「時間がないゾーン」にいることになる。

「時間がある」も「ない」も思わずに(考えずに)、とにかく着々とやる。
すると、あれ!?
いつのまにか、片付いた時間ゾーンにいて、「時間なくない」の現実にいるではないか!

そんなときに、再び、

 でも、あれもやれてないし、そっちもやれてないし……、

と、欲張りに時間ないモードに戻りそうになる。
それは、罠。

で、再び、呼吸を落ち着けて、
「時間がある」も「ない」も、思うのも考えるのも止める。
「時間がある」も「ない」も思わない(考えない)ことが、「時間がない、やることいっぱい」と「焦る、うんざり」に陥る罠から外れる手段。


ほらね、いつもいつも、ぼーっとしているわけではなく、早朝の時間帯とは別な時間の使い方もしているわけで。

 

《21》📒📓📔

 

  



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