気がつくと、先週の後半から、世の中との時差ができている。
夜中に活動して仮眠して、人が来るので取りあえず起きて……。
こんなサイクルで生活していると、人様とズレた生活リズムがいつのまにか体に馴染んでしまうのは珍しくない。
ズレたリズム(時差)、12時間。
眠くなるのが、昼過ぎから2時がピーク。
目が覚めるのは、夕方5時から7時の間。
日本との時差-12時間の国、アルゼンチンかウルグアイ、ブラジルのリオデジャネイロに住んでいるなら、まともな時間に寝起きしていることになる。
そもそも日本時間の夜中0時から2時の間に寝たとしても、朝の5時から7時に体が抵抗なく起きることはまずない。なのに、アルゼンチン・ウルグアイ・リオタイムなら、ちゃんと苦もなく起きられるのが不思議だ。
私の体は、中南米向きなのかもしれない。
ちなみにリオの気候は、
海洋性熱帯気候に属し、一年をとおして高温で気温変化も少なく、湿度も高い気候です。
30度を超える日が年間を通して多くあります。
となっている。
夏が得意なこの体が生きていくには快適そう。
それに、ブラジルと言えば珈琲。
起きたらまず珈琲、ご飯のあとに珈琲、たるいときには珈琲、酔っ払っても珈琲、映画の友に珈琲。これ以外にも珈琲。
これほど一日に珈琲を消費し、珈琲を切らさないように生活しているのだから、リオが体に合わないはずがない。
踊るのも好きだし、リオなら体が勝手にリズムを刻んでルンルンしていても、ごくごく自然な振る舞いにしか見えないに違いない。
ただ一つ懸念しているのは、向こうで生活し始めると、逆時差が生じる可能性があることだ。
一日の中で、自分にとって捨て難い時間帯がある。
まず、深夜。
人々の活動を感じない夜に、私は寝ずとも夢を見る。「夢は真夜中に育てる」性質なのだ。
そして、一日のゴールデン・タイムと呼んでいる早朝。
人々の手垢のついていない朝の光と空気は、希望とやる気を与えてくれる。
さらに、新鮮な朝を迎えたついでの午前中は、まともな早起き人(びと)、働き者になった錯覚に浸ってよい気分で過ごせる。
問題は午後にある。
来客があるときは何とかしゃっきりするけれど、そうでなければ気持ちが弛んとして集中しない。つまりは、眠い。
要らないセールスがやって来る時間帯でもある。
これを過ぎて夕方から夜にかけては、コミュニケーションの楽しい時間帯。
食べたり、飲んだり、喋ったり。
こうしてみると、捨て難い時間帯と捨ててもいい時間帯が明白になってくる。
私の体は頭で考えるよりも、日本での「リオ(タイム)な生活リズム」の効率の良さを知っているかのよう。
昨晩のリオな朝食は、お寿司。
寿司屋を出たあと、Iさんの提案で珈琲焼酎を作ってみることになり、通りがかったカフェで珈琲豆を購入。 豆は、香りの強いアイスコーヒー豆がいいらしい。
芋焼酎のニュー・ボトルを仕入れて、さっそく仕込んでみた。
飲み頃は10日後くらいとのこと。
カフェでいただいたアイスコーヒーの焼酎割りもなかなかイケる。
カフェインのせいか、酔いが回らずに済むので、リオな生活の午後にはぴったりな飲み物。
うまくできてる。
07 📒📓📔