それが、地域経済を支えていましたが、市場の変化、経営者の高齢化などで廃業するところが多い。
団塊世代が70歳になり。
今年で言うと、71歳、70歳、69歳になる。
後継者がいる場合は、社長が会長になり、数年後に名実ともに社長になる感じですが、
後継者がいない会社が多く。
社員が引き継ぐというのも、資産の関係、借入金保証人の問題など現実には難しい場合が多い。
会社そのものの売買、事業を切り離して売却。
いわゆる、M&Aが中小企業でもかなり行われるようになりました。
M&A専門会社はすごい業績になっている。
地方銀行はそれに力入れて稼いでいるところもあります。
ある意味、日本は大きな曲がり角に差し掛かっていると小生は見ています。
今日の話題は。
会社の規模のこと。
未上場会社の場合、中途半端に会社を大きくするとたいていおかしくなります。
急成長すると、メディアが取り上げたりします。
小生も経験ありますが、急成長すれば必ずひずみや歪みが生まれます。
特に、人材面が一番大事。
人材を育ててから拡大するのなら良いですが、人材育成間に合わないのに拡大すると後々大変になります。
成人の日に店を閉めて、社長は雲隠れ。
最悪です。
急成長、急拡大して固定費急増、赤字を増やし、資金繰りが破たん。
コメ生産者がおにぎり屋を立て続けに出店しているところがあり。
東北から遠く離れた、関西や東京でおむすび屋をやる。
コメ生産者が、コメで売るのではなく、ごはん、おむすびにして売るというのでメディアが取り上げる。
メディアは、他のメディアもウオッチしているので、ウチもウチもということになり。
NHKで特番組んでいるのには驚いた。
小生もおむすび屋やっているからだいたいわかります。
コメは自前にしても、コストは掛かっているわけだし、コメ以外は他の会社と同条件だ。
おにぎり屋がそんな儲かる商売でもなく、人の採用、人の配置など会社が遠く離れていれば管理は大変。
土地持ちの農家ではなく、農業参入して5年とか。
土地も借りて、機械を揃えるだけも億の資金が掛かります。
おむすび屋作るにしても、不動産賃貸でも資金はいるし、内装、設備にもお金掛かります。
運営するには、人が必要になります。
固定費がずっしり重たくなり。
「固定費、経費を回収するために営業する」
みたいなことになる。
本来の目的とかけ離れたことになるケースが多い。
コメの消費拡大というお題目では経営は出来ません。
中途半端に事業を拡大すると、
手じまい
する時が大変なのです。
手じまい出来ないことになる・・・
借金で拡大、拡大して行くと大変なことになります。
※ここは年商2億といってました。農家とすれば大規模の分類になるのでしょう。
会社としてみたら、年商2億というのは零細企業です。
借入金も半端ないだろうし。
小生はイタリアの中小企業の考え方を常に考えています。
①自分のブランドを持つこと
②マーケットは世界
③経営はファミリー
自社ブランドというのは「値決め」を自分でするということ
マーケットは世界というのは文字通り世界相手(世界の富裕層)
そこまで行かなくとも、マーケットは日本全国という具合に
経営はファミリーというのは、中小企業は中途半端に大きくすると破たんするということ
個人、ファミリーの経営の裁量の範囲で考えるということ
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