スローフードとはファーストフードと対峙するので言葉上誤解されやすい。
ウキペディアの解説を参照ください
1. 消えてゆく恐れのある伝統的な食材や料理、質のよい食品、ワイン(酒)を守
る。
2. 質のよい素材を提供する小生産者を守る。
3. 子供たちを含め、消費者に味の教育を進める。
この三つのことが一番の目的です。
1番目の「消え行く伝統的な食材や料理、質のよい食品、ワインを守る」
これはイタリアより日本の方がはるかに深刻な問題です。
イタリアで問題になったのではローマにマクドナルドが出来たことがきっかけになっているようです。
1986年当時だそうなので日本より約15年後(日本は1970年銀座に1号店)ですね。
しかし、日本のようにまたたくまに全国展開という感じではありません。
まだまだ小規模店舗(レストランも小売店も)があります。
小生からみると、三つの方針は「チェーンストア理論」と反対のものだろうと判断します。
チェーン理論はアメリカで進化したものですが、いつでもだれでも同じような商品、サービスを受けることができ、それ国民生活を豊かにするものというような考え方がありました。
アメリカのように歴史の薄い国ではある意味良いと思いますが、イタリアのように歴史がある地域では(?)になるのは当然のことでしょう。
日本は急速に発展して「アメリカ化」しましたのでその反省からきているのではないでしょうか?
イタリアではワインを守ることを挙げています(地域に無数の小規模ワイン醸造所がある)
日本では「日本酒」のことになります。
コメ文化日本の表れでもあります。
その日本酒が長いこと危機に直面しています。
日本酒もコメの統制と深い関わりをもっていますね。
免許制度、使用するコメも。
小生は日本酒の復活を応援したいと思っています。
日本酒の品質を高めなければなりません。
それにはコメだけで作る「純米酒」は当然のこととし、価格を下げなければなりません。
日本酒に使用する原料米は飯米用とは分けて栽培することを提案したい。
加工米の制度がありますが、日本酒原料は含まれていません。
横流しの問題とかありますが、やれば出来ると思うのだけど・・・。
そしてもう一つ。
スローフードの本命はコメ文化を守ることだと思う。
コメの歴史はわが国の歴史であり、わが国の歴史はコメ文化の歴史であると思う。
そのコメの消費が落ち続けていることに危機感を覚えます。
食育の問題がようやく言われるようになりました。
コメの消費拡大。
これは流通業者の問題でもあると小生は思っています。
提供側の努力不足も大きな責任であると思うからです。
続く・・・
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