バブルを知らない子供たち

デパートの総売上が大きく伸びることはないが高額の単品物が売れるようになった。

高級輸入車の予約が急増している。

ゴルフ会員権相場も買いが多く上昇している。


狙い通り



資産デフレ



から



資産インフレ



に誘導しています。


株

債券

土地



今月より来月、今年より来年が安くなると思えば控えるのは人間の心理。


今月より来月、今年より来年の方が高くなると思えば「買い」に入るのも人間の心理。


国内スーパーマーケットの総売上は16年連続下げている。


モノの値段が下がるのだから売上上げるのは至難の業。

同じ数量でも価格が10％上がれば売上は10％上がる。

逆に言えば同じ数量でも価格が10％下がれば売上は10％下がる。


昨日2013年4月5日金曜日


円は米ドルに対して97円という相場になった。


一年のチャートをご覧ください


総選挙後から急激に変化していることが分かりますね。


同様に日経平均の株価。

一年チャートをご覧ください

同じく総選挙後から上昇開始しているのがよく分かります。




長くて出口の見えないトンネル


暗くて前が見えない



この時人間は不安になります。



今の状況は、


パッと前が明るくなった


出口が見えないくらいトンネルから出れるのではないか？


景色がそのように見えてきたのではないでしょうか？



短期間に、しかも急激に上昇するのは「バブル」と言います。



戦後日本は経済成長と人口増加、そしてインフレにより発展し人々も豊かになりました。

株価のピークは1989年12月でした。

国内経済のピークはあらゆる指標から1996年前後かな。


あれからずっとデフレ経済でした。


よく知られるようになった日本人の年齢構造の変化。


現在年齢で言えばおおむね40歳以下の人は好景気やバブル経済というのを体験していない。


バブルを知らない子供たち


現在60歳の小生の世代は


戦争を知らない子供たち

だった。



素人は株価急上昇の時に株取引を開始する。（ほとんど損します）


玄人は株安の時に仕込んでおく。


バブルというのは弾ける。



安倍総理も担当の甘利大臣もはっきり言っています。


三本の矢

政府が出来ることは政策変更と経済活動、投資活動などが活発に行われるようになるための


種火


を用意することだ。


それが導火線になり大きく燃え上がるようにする絵を描いているということ。


現状は実態がまだ伴っていないミニバブルとみるのが妥当ではないでしょうか。


悪いことではなくとっても嬉しいことであることは間違いありません。


ただ、バブルと知らず追いかけるのは危険です。



バブルは体験したものでなければ分からない。


その体験者、成功体験者、失敗体験者は、


バブルを知らない子供たち


に伝える義務がありますね。