これを、自分の権利と主張せずに、だれでも使えるようにしたと。
(報道ですから、どこまでホントか分かりませんが)
もし、権利を確保していたら、あのビル・ゲイツ氏を凌ぐ金持ちになっていたろうと・・・。
こういうのは、日本人は大好きですね。
私などは、二宮金次郎の「たらいの水の論理」をよく聞かされたものです。
子供が小さい頃一緒に風呂に入り、風呂の中のお湯を、自分の方に漕げば、背中を回って反対に行ってしまう。 逆に前に押し出せば、自分の方に帰って来ると教えたものでした。
なんでも自分の権利を主張して損のないようにする。そんな考えは日本人は好みません。
アメリカは建国200数十年で、移民国家です。
新しい国家を作るという希望に燃えていました。移民は多くの国々から来ていますので、それぞれルールが異なります。
そういう訳で、法律が一番のルールになったのだと思います。
日本などは、法律などなくても、人々の生活ルールは出来上がっていました。
宗教や法律でなく、人々との共同生活がすべてに優先したのでした。
(しっかりとした宗教がないのに、人々がきちんと生活する様を見て、江戸時代に日本に来た外国人は一様に感嘆している)
人間の本当の喜びとは、「してもらう幸せ」でなくて「してあげる幸せ」です。
これを幸せの三段階と呼びます。
してもらう幸せ
自分で出来る幸せ
してあげる幸せ
いつもいつも幸せを願い「してもらう幸せ」を願望していれば永遠に幸せは訪れません。
残るのは、不満という体に悪い因果です。
親の幸せを願う、子の幸せを願う、他の人の幸せを願う、人類の幸せを願う、そういう利他の気持ちが、一番心の健康になります。
ビジネスでも、自社だけが儲かれば良い。仕入先、取引先の利益など関係ない、買ってやるのだから、損しても持って来いなどという会社は、一時的には儲かりますが、きっと大きなツナミがやってくるでしょう。
お客様を騙して、自社の利益だけを求める。これも同様です。
利己主義でなく、利他主義。なんと素晴らしいことですね。
心したいものです。
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世古口篤司
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