市川稔の米(マイ)情報

強い農業?

世界各国どこでも「農業」に関しては難しい問題を抱えている。

食べるために食べるものを作ったり獲ったりするのは自給自足。

他人が食べるものを作ったり獲ったりするのはそれを売ってお金にすること。

農業というは土地を使って行うのでその地域に生きる。

簡単に引越しが出来ない。

土地利用型の農産物は特にそうだ。


米、麦、大豆、飼料用とうもろこしなど。

日本で自給しているのは「米」だけ。


これは補助金漬けで、しかも生産調整して残している。


小生の会社のように「米関連産業」も国内で特殊なマーケットに生きている。


先週回ってきた産地はいわゆる中山間地。

中も付かないような山間地もある。


同じ中山間地でも事情は異なる。

同じ政策というわけには行きません。


わたしにはどうしても理解不能なことがあります。


農業政策に関しては「強い農業」=「農業関連予算の増額」という構図です。


地方自治の自主財源は2割とか3割しかありません。

国が集めた税金や借金の金を地方交付税として配分する。


強い産業とはどういうものでしょうか?


それは、


税金を食う


のではなく、


税金を払う


事業体であり産業ではないでしょうか?



税金を払うということは雇用を増やすことで納税する。

設備投資することで固定資産税を納税する。

事業体が利益出すことで法人税を納税する。


中山間地などは整備が必要でありますが、補助金漬けにしたら「人」は育たない。


もらう金ばかり考えていたらまっとうな考えは飛んでしまう。


お米関連産業も補助金で潤っているところは危険ですね。



自分の生きる道

自分たちが存在できる領域。


自立した組織。


そういうことを常に考えておかないと。

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