ただ、お腹を満たすために食べるのではない。
ラーメンというのはチェーン店にするのはなかなか難しい。
ラーメンではないが、長崎ちゃんぽんをチェーン化したリンガーハットという会社があります。
立派な会社ですが、
デフレ時代には方針が定まらず苦労されたようです。
他の動きに合わせて値下げしました。
販促でクーポンを乱発しました。
商品力は落ち、従業員のモチベーションも下がる。
赤字にはなるし・・・
野菜を国産化
麺の小麦粉は国産も使うようにした
値上げ
郊外型の店が多かったが、採算という面で厳しくなり。
現在はSCのフードコートに新店を出すのが中心になった。
年商100億円以上のSCが基準だったが、そうなると限られてくるので年商規模を60億円まで下げたとか。
この会社は創業すぐから製造業で有名になったQC活動や人の動き(動線)あるいは、厨房の機械化や配置に至るまで研究が進んでいるところでした。
ちゃんぽんを作るのも何人分かまとめて作っていたが、現在では一人前づつ作るレーンがある。
食材も一次加工したものが店舗に配送され店舗での作業を減らしている。
ちゃんぽんは一時390円まで下げたが、今は単品で565円(税込)でした。
オペレーションもどんどん変えている。
今回入った店は「先払い」に変わっていた。
1、まずは好きな席を選ぶ
2、注文が決まったら席札(番号が書いてある)を持ってレジのところに行き注文してお金を払う
水やお茶はセルフサービスなので客が自分で取りに行く
店員は席の案内も無いし(満席の場合は順番で通す)オーダーを取りに行かなくてもよい。
ピンポーンと呼ばれたら席に走って行くこともなくなった。
小生はちゃんぽん単品を注文してみました。
水を取りに行き、座ったら商品が運ばれてきた。
あまりの速さに、他の人の注文を間違って作ってしまったのかと思ったほどでした。
食べながら観察していると、早いわ、早い。
iPhoneのアプリでタイマーを用意し、隣の人の注文してから出てくるまでの時間を計ってみた。
ほぼ満席状態の時にも関わらず丁度3分でした。
ひぇー、ビックリですね。
どれだけ、短縮できたのだろう。
飲食店はピークタイムの回転が売上に直結します。
待ち時間を短くするということは席の回転が速くなるということです。
回転数が上がるイコール売上が上がる。
キチンとした会社は進化させています。
勉強になりました。
ウチの店もガンバラナイト(^_^.)
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