2014年6月18日早朝、福井に本社がある米穀会社の関係先に一斉に捜査官が入った。
総勢100人体制だという。
社長の自宅は午前6時だそうだ。
北陸で最大の米卸会社。
安売りで有名。
同業者よりはるかに安い単価。
国産コシヒカリとして、国産米として販売していた。
報道によれば、今年1月に社長の指示であの会社は偽装が行われていると通報があり内偵していたようだ。
証拠をつかみ悪質と判断したので一斉捜査に踏み込んだのだろう。
業界ではありえない単価で販売しているので誰もがそう思っていた。
お米の会社は仕入れ、精米、販売、在庫というものを産地、品種別に管理をし、所管の役所に報告義務があります。
毎日の動きを記録しないと出来ません。
グループ企業含めると年商200億円(米以外も含む)に迫る勢い。
当然、毎日の記録をパソコンに入力し管理しているハズ。
では、不正をどうやるか?
精米工場に指示を出す。
工場で勝手に表示と違う米を精米し袋詰めすることなどありえない。
上からの指示でないと出来ません。
実際の帳簿は裏帳簿になり、偽装の帳簿というか日報を任された担当者がせっせと作り続けることになるだろう。
問題は、仕入れと販売がまったく異なってしまうわけでありまして・・・
仕入伝票も偽装しなければニセ帳簿は出来ない。
でも、小生に言わせたら簡単でありまして。
精米工場前に張り込んで、入庫する原料玄米をチェックすればすぐわかる。
輸入米の袋は国産米の袋とは明らかに違うはずだから。
それだけ大量の輸入米を仕入れていたわけだから販売していた業者も存在する。
疑問
輸入米は基本国家貿易なので役所は把握している。
どこに流れたかも把握しているハズ。
途中から不明になることは理解しがたい。
今まで放置しておいたことが問題。
同業者はまさに「不正な競争」を強いられ損害を被ってきた。
販売していたスーパー、DS,ドラッグストアもありえない仕入価格に疑問を持たないこともおかしい。
ECサイトでもありえない価格で販売していた。(昨日の段階ですぐに工事中にしていた)
業務用として購入していた会社もありえない価格で買っていたことに疑問を持たないのか?
これでひとつ「不正競争」の会社が無くなるだろう。
小生思うに、
この会社の従業員教育とか有名で、朝礼の様子を見学に全国から訪問者があったと聞いている。
自社のHPで社長が従業員に向けたメッセージを書いていました。
HP閉じているのでもう見れません。
要するに、
云っていることと、やっていることがまったく違うということ
人間誰だって表と裏、本音と建前、うそとほんとがある。
云っていることとやっていること
それをどうやってかぶせるかということではないでしょうか?
(このことは偉大な先輩経営者から教えてもらいました)
だいたい、国産米が過剰なのに、主食用として中国米の売却など不要では。
事件の報道は以下に
あるブログ
日経
産經ニュース
Yahooニュース NNN
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