その間に、JR西日本の社員達が各地で開いていた、飲み会、ゴルフ会、旅行などが不謹慎だと問題視されています。
小生は少し違った角度から見てみたいと思います。
大会社とはいえ、ある時期の数日間にあれだけたくさんの社内行事があることそのことがオドロキなのです。小生には。
あぁ、これが従来の日本企業だなぁ~と。いえいえ、今でもこのような社内行事を行っているところが主流なんだろうなと・・・。
社内のある部署で、ボーリング大会が必要なのでしょうか?
懇親を深めるため? 親睦を図るため?
仕事を遂行する仲間ですから、仲が悪くても困りますが、仲良くしている必要もありません。
鉄道事業の根本は乗客を安全に正確に運ぶことです。
そのための「しくみ」を作ること。誰がやっても同じように運行できること。(もちろん、適性に合格する人ですが)
そういうことが仕事の第一義であるはずです。
日本の良いところは山ほどあります。
しかし、悪いところもあります。
会社の仕事とは、ある目的に向かってチームを組み遂行してゆくことです。
スポーツやゲーム、飲み会、遊びを社内の人たちとしか出来なかった時代もありました。なにせ、日本は社員の福利厚生施設のための体育館や運動場などに補助金が出ていた時期もあったのですから・・・。
ほとんどの日本企業は、社員が仲良く、和気あいあいとやることを「善」としているようです。
「和をもって尊しとす」というアレですね。あいつは「和」を乱すというようなことを云われますよね。
なにせ、日本では「全員一致」でないとダメなのです。
会社の役員会でも、住む町の自治会でも、商工会議所でもみなそうです。
自治会は良いとしても、ビジネス社会の会社は違うはずです。
会議も皆のコンセンサスを得るために延々と行っています。反対でもしようものなら、オレの案に反対しやがったと根にもたれたりします。
よく映す映像に、夜の新橋駅周辺でのインタビューがあります。
かなりアルコールも入り、上機嫌なサラリーマンという設定です。
会社の同僚とおぼしき仲間と肩を組んで歩いています。実は会議室の延長を、居酒屋か焼き鳥屋などで話し合っていたわけです。
近ごろの若いヤツは付き合いが悪いと言い、上司がバカだと不満を言うような感じです。
社員旅行など人気がありませんよ。大宴会場にずらりと座り、聞きたくないカラオケなどやる。
(小生も昔はやっていた。バス何台も連ねて行っていた)
今でもたくさんの会社で行っています。
こういう現象面の話しは例として出しています。
ビジネス面で変化に対応できない会社が急速に増えているわけです。
皆で仲良く、和気あいあいと仕事をすればよかった時代はとうに終わってしまったのです。
よくある話。
景気は戻るのでしょうか? この場合の景気とはなにをもって景気が良いと云っているのだろうか?高度成長時代のこと? バブル景気時代のこと?
こういうのは江戸時代が戻らないのと一緒で歴史の一ページに過ぎないのです。
商店街にお客様が戻るだろうか?こういう議論も同じです。
時代や環境、商圏が変わったのです。
会社の真の支配者はお客様です。
お客様に支持される、商品、サービスを開発提供するための
「しくみ」
をつくることにすべての焦点を合わせる。
そういう会社が生き残れます。
自分もそのような考えで望みます。
この話しは簡単には書けません。背景がたくさんあるし・・・。
今日はこのくらいで失礼します。
まとまりのない文章になってしまいましたね。
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