市川稔の米(マイ)情報

米生産販売の変化

いよいよ、米生産の自由化が始まります。しかし、生産現場ではかなりの温度差があります。小生の持論は「在庫リスクをどこが持つか」がカギであると。

日経の囲み記事でも、農協の米販売が好調などと出ていました。ホントカナ?

売れる米は作っても良い。売れない米は作れない。あたり前のことですが、これは大変なことです。

生産者と農協とは、買取契約でなく、販売委託契約でやってきました。

これを、買い取りに変えるということは「在庫リスク」を持つということです。
農協が米を全農に出さずに、自前で買取販売するということを決定しているところがあります。
この勇気には拍手です。 パチパチ!

これは、地域によってかなり対応が異なることになるでしょう。
成功するところと失敗するところも出るでしょう。

米は秋に収穫されます。とれたてを人間にたとえれば、10代の若者ですが、翌年の夏を越すと、一気に70歳になってしまいます。

そして、その間に金利や倉庫代が掛かります。
中古車にたとえれば分かりやすいですね。毎月、価値が下がって行くわけです。

しかし、安定的に販売していかなくてはなりません。

価値がどんどん下がるものを在庫するということは、ものすごいリスクです。

小さいリスクと大きいリスクがあります。

米の先物取引も始まります。

食管が無くなり、10年ですが、まだまだ食管のアタマが多いですね。
小生なども、偉そうなこと云ってますが、その延長線にあるのかも知れません。

今、米を栽培する準備の最中ですが、販売する先がおおよそ決まっている生産というのはどれくらいあるのでしょうか?

米会社も、欲しい米を欲しい時に、欲しいだけ買えると思っているところが多いですね。

徐々に変わっているのですが、いちいち変わってきているよと教えてくれる人は少ないです。
変化を感じ取って、できることから対応したいですね。(ユデ蛙にならないように)






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