市川稔の米(マイ)情報

米屋の未来はない、商店経営の未来はある

米業界は大きな事件のたびに変わる。

平成5年の大不作を受けて翌6年春に起きた大パニック。

これで米取引の信用が変わってしまった。

生産者との直取引が増えた。

平成7年には法律を実態に近づけるために食管法を廃止し食糧法に改めた。

成長したところと衰退したところに分かれた。


あれから20年。


3:11という大震災、原発事故も米流通を変えてしまった。

たった数日物流がストップするだけでパニックは発生する。


風評被害で売れにくい産地がある対極には注文が舞い込む産地があった。

ここでも従来の信用が途切れてしまったのです。


小生が親しくさせていただいいる福島の米会社があります。

1社は県外に精米工場を新設しました。

売上減少している中で設備投資はつらい。

もう1社は福島米を専門に扱い大きな精米工場を稼働させていた。

福島の米主体だから注文が激減。

米事業、精米事業を大手外食企業に譲渡しました。

自力再生を断念。

この決断は良かったと思います。


日本最大の消費圏である東京や神奈川。

東京と神奈川だけで2200万人の人口があります。

生産はほとんどない。

その消費圏で米卸がほとんど姿を消し、米屋も激減した。

流通が変わったのです。


3:11以降さらに加速がついた。


またまた流通が大きく変わったのです。


廃業する米会社、米屋があります。

売上が激減しているところがたくさんあります。


小生も相談受けたりしています。


自分も米関連会社経営しているのでよく分かります。


すっかり変わってしまった


人間は変化を認めたくない性質があります。


まじめな人ほど頑張ってしまう。


こんなはずではなかった

自分の努力が足りない


自分を追い込んでしまうことがあります。


米関係は政府が関与している。

7月3日の日経一面は「加工米関税下げ容認」という文字が躍っている。

生産も関与している。

多額の税金が投入されている。

専業で「米生産」する人より「米関係者」の方が多い。

おかしいですね。




従来の延長線ではいけません。



凹んだ地域の代わりに売れ行きがよい地域も気を付けなければいけません。


いつまでも続かないから。


大手の寡占が進行しています。


中小は独自の道を切り開かねばいけません。


うまく行かない時は原因を冷静に見ないといけません。

やみくもに頑張っても成果が出ない場合があります。


どこに向かってなにをやるか?


一旦立ち止まって振り返ることも必要。


ブログは公開なので抽象的な表現になり分かりにくく申し訳ございません。


ただ頑張ればよいというものではないということ。

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