市川稔の米(マイ)情報

小麦値上げの影響

小麦の輸入は国家貿易で農水省が管理しています。

昨年、20数年ぶりに値上げしました。
4月の値上げは少しであったが10月には約10パーセントの値上げ。

そして今年の4月には約30パーセントの値上げを検討しているという。

一年で40パーセント以上値上がりするのは異例中の異例だろう。
米なら完全にパニック状態ですな。

日本の小麦消費量は6百2十数万トンで国産は13パーセント程度。
5百数十万トン輸入している。
アメリカ3百万トン強、カナダ、オーストラリアの3カ国で大半を占める。

国内米消費とたいして変わらないのですねぇ。

製粉会社への売り渡し価格が大幅値上がりすることは小麦粉製品は大幅に値上がりすることになります。
パン、うどん、ラーメン、パスタ、スナック菓子など影響はものすごく大きい。

オーストラリアの大干ばつ。
中国やインドでの需要増。
相場の高騰。
円が弱い。

いろいろな要因が複雑にあります。


国産でまかなえる農産物消費を増やす絶好の機会ではないでしょうか。

米相場は年々下がっているのだから。

小生も米飯、餅などを製造直売する店の開店準備をしています。
もちろん契約生産の本物玄米も販売します。

供給側の商品開発、業態開発がすごく重要だと思います。

ピンチをチャンスに変えましょう。

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コメント一覧

えびはら
小麦は製粉して品質を揃えるに設備・扱い量がかなりの規模を要するものであると聞いております。
ということは国産小麦を成り立たせるなら集落営農での農地集約+大型資本の経営参画+生産補助とかいう大きな動きが必要になってくるのかもしれません。

個人的にはこういう大規模化の流れは徹底した機械化人件費削減が大命題となり、地域雇用を担わない空虚な産業への転換が図られる事になりますので日本でやるべきではないと考えています。

麦でも米でもそれをコンテンツとしてサービス業への転換を行ったり、製品開発したりそれこそやり方は無限にあるように思います。

市川 稔
原料生産
えびはらさん

国内小麦生産の場合ですね。
輸入小麦に国内小麦生産に補助する金額などを乗せて製粉会社などに売却していますが、生産段階ではどうにもなりませんかね。

えびはら
原料としての穀物生産の場合、輸入品の販売価格が40%上げになって、相場が連動し上昇したとしても劣悪な収益性の改善には程遠い。

売り値だけが上昇なら良いが、燃料がそれ以上に高騰している訳だからトータルで見れば収益性悪化です。

原料生産に終始しているうちは改善の余地は無いです。
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