市川稔の米(マイ)情報

需給ひっ迫と鶏卵の話し

お米の話し。


平成27年産のお米もGWが終わり半ばを抜けました。


平成28年産米の田植えも進んでいます。


苗を田んぼに移植したら、4ヵ月から5ヶ月で稲刈り。


販売の方は、後半戦に突入という状況です。


飼料米の作付けを増やす政策を推進しています。


主食用米の相場を上げたい・・・

そういう意向が働いています。


家庭用のコメは消費減、ふるさと納税の返礼品もかなりの数量になり販売に苦戦しているのが実情でしょう。

業務用、コンビニの調達量はハンパではなく、中食というカテゴリーは伸びており。

業務用はコストも重視されるので、最高級米ということではなく、コストと安定供給とかそういうことも重要です。





年間契約で「価格」も決め「数量」を確保している場合は大丈夫ですが、全部がそうとは限りません。




市中相場が、産地、銘柄にもよりますが、急騰しているものがあります。



小生、常々言っていることですが、




自社が棲む領域



これを確立することがすごく大事でありまして。



目先を追ったらダメですよ。と。



28年産は飼料米の作付け増えます。



業務用のお米を扱っている会社は厳しいと思います。







昨日、卵、鶏卵を扱う会社の人との打ち合わせがありました。


卵を加工する会社の社長から、卵を安定的に供給してくれるところ紹介して欲しいと頼まれお引き合わせ。


卵業界のことを興味深く聞かせていただきました。

話しの中で出ていたことを少し調べてみました。




採卵鶏飼養戸数

           戸数      鶏の数   1戸あたり
 
S50年(1975年)  500,000戸    116,420      229
S60年(1985年)  123,000戸    127,000      1,037
H7年(1995年)    7,860戸    146,000    20,059
H17年(2005年)   4,000戸    137,000     33,500
H26年(2014年)   2,500戸    133,500     52,151



ちなみに、昭和40年(1965年)には飼養戸数322万戸、鶏の数88,093、1戸あたり27羽だった。

(日本養鶏業界データより)


昭和50年に50万戸だったものが2500戸に激減。   200分の1です!


1戸あたりは227倍になっています。


鶏の数はあまり変わっていませんね。

たった、2500戸で日本中に供給しているわけです。


激変


加工や流通のことも聞いて勉強になりました。


この業界でも、コンビニの使用量、販売量が大きく存在感増しているそうです。



他の業界のこと伺うのもすごく刺激的だし勉強になります。



コメ業界は甘いね(笑)

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