市川稔の米(マイ)情報

変わる冷食

かつて、冷凍食品は美味しくないというイメージがありました

現在はまったく違います

国内冷凍食品市場、

10年前は業務用6割、家庭用4割くらい

コロナ禍ということもあり、家庭用が伸びて、業務用が減少、現状5対5くらいになっている

米飯でみると、

令和元年から令和2年の金額ベースの推移

炒飯 150%
ピラフ 80%
おにぎり 102%

メーカー各社の商品開発の努力によりより魅力的な炒飯がたくさん出ています

加工米を使えるので原価低減も追い風になっている

家庭用冷凍食品販売のメインはスーパーマーケットでしょう

小生、スーパーの店頭でいつも悲しくなります

メーカー希望小売価格(これが残っているのも不思議ですが)の4割引き、5割引きあたりまえ

ビックリするほど安い!

500g、600gのものが200円台だったり

パスタ関係は200円前後で売られていたり(具はちょっとしかないが)

パッケージは色鮮やかで食欲そそる


定番の揚げ物はコロッケ筆頭にから揚げやエビフライなど

弁当に冷凍のまま入れる方法もあり

忙しいお母さんは重宝しているようだ


オリンピック選手村で味の素の冷凍餃子が大人気だったとか

餃子は栄養バランスがいい

食べやすい

調理は油も水も不要

簡単に焼けるようになっている


金額ベース1位は餃子

514億円   81千トン


数量ベース1位はうどんで192千トン

単価安いので金額は300億円ほど


炒飯は83千トンだが金額では433億円

コンビニに行くと分かりますが、

冷食はほとんどPBです

以前はPBはシェア1位の会社は受けなかった

現状はトップシェアの会社が受けている

PB商品は売る側は利益率高いので棚割りの一番目立つところに陳列する

メーカーは利益率とても悪いが、受けなければ売上ゼロ

1万店、2万店となるとゼロか100かとなれば受けるしかないという判断だろう


ECでの販路開拓とか研究していることでしょう



冷凍食品から世の中眺めるのもおもしろい


データはこちら


日本冷凍食品協会





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