低温で保管状態良ければ品質劣化は少ない。
食べてもなんの問題もないが、表示の問題もあるし使用法は限られる。
民間会社で数量契約などしていれば引き取りしなければならない。
(簡単に反故する会社もあるが)
今年は全般的に売れ行き悪いという。
手持ち在庫を処分し現金化したいために玄米の投売りが出ている。
いろいろ要因あろう。
ひとつの要因として、
生産数量が把握できないことが挙げられる。
管理するのは不可能だしやる必要もない。
ところが、数量を把握しているつもりで発表するからおかしくなると小生は見ている。
先週、二箇所から来客がありました。
お一人は、滋賀の農業経営者。
水田は約100ha栽培。全体農地は140haに及ぶという。
日本では大規模農家。
(余談ながら、日本でいう大規模農家は年商、数千万円から数億円。一般企業でいえば中小・零細企業の分類。間違えてはいけませんね。)
コメは玄米、白米にしろ全量自社で販売している。
今年、新入社員を採用したが補助事業で3年間100パーセント人件費もらえるそうだ。(もちろん上限あるが範囲内だと)
その農業経営者にも申し上げました。
「やっぱり農家は特権階級ですねと」
もう一人は、
青森は津軽地方のコメ農家。
減反はしていない。
いわゆるフル作付け。
33haほどを田植え時期と刈り取り時期の少しの期間だけ手伝いを雇うが後は家族のみ。
秋に地元の集荷業者にほぼ全量販売し現金に変える。
生産コストも聞きましたがかなり安い。
乾田直撒も将来を睨み(コストダウン)増やしている。
一般に売るコメは10aあたり玄米1トンの収穫を目指している。
現在でも品種によっては800kgくらいはあるそうだ。
30台前半のナイスガイだ。
地域によって事情はまったく変わるが、上記のような専門農家と趣味の延長線にある極小規模兼業農家と混在して農業を語るからおかしくなる。
繰り返すが、コメの生産量など把握できるはずがない。
生産も販売も自分の頭で考え、自分の足で情報を集めないと判断間違えると思います。
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