市川稔の米(マイ)情報

消費税増税の影響

最終消費に掛ける税金。

今年4月から5%が8%になる。

もうすぐです。

この3%という数字はものすごく大きい。

日常品、食料品を販売している、総合スーパーや食品スーパーから考えてみたい。

経常利益は超優良企業で5%。(売上高に対する経常利益率)

こういう企業は例外でありまして。

良くて3%、ぎりぎり1%や2%くらいの会社が多い。

赤字企業もたくさんある。

スーパーという業態は基本的に「価格」をウリモノにしています。

「安い」ということが極めて重要な要素です。


これが命取りになりかねない・・・。


最終消費に対して増税します。

要するに、3%一斉値上げするということになります。

ブルーオーシャンではなくレッドオーシャンだ。


値上げ、みんなで渡れば怖くない


そううまく行けば良いのだが。

ようするに、

価格競争がより激しくなると予想される。


スーパーは市場規模マイナス成長の中で戦っている。

戦っているという表現は正確ではないですね。


顧客から「選ばれる」「選ばれないか」ということ。

スーパーとスーパーの戦いだけならまだやりようがあります。

販売側はどこより安いというようなことを謳います。



一斉値上げのやり方でかなり変わると思います。



スーパーはコンビニと競合しネット通販とも競合する。


生鮮品など、スーパーでなければ扱えない商品の魅力度が大きく左右する。


「惣菜」と一括りにしていますが、すぐに食べられるものの充実。


品揃え。


消費税増税とどう向き合うか。


業種、業態により影響度はかなり違います。


今どきの言い方では、BtoBは基本外税なので問題少ないが、BtoCはかなり対応が微妙となる。



280円の牛丼。

120円のおにぎり。


こういうのも微妙ですね。


100円ショップは現状でも外税なので対応楽。

105円が108円になる。


本来は、モノの値段と税金は分けるべき。

当面、外税は認めるものの時限措置であり、総額表示にさせる意向と税理士が言っていました。



さて、


値付け


プライシング



が大きなテーマになります。

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