百貨店・スーパーも10年連続全体売上が減少している。
中小も大型店も皆減っている。
もちろん企業間格差も開いています。
普通のやり方ではどんどん減少しているのが現状ですね。
10年連続とは・・・・ その前はどうなの?
百貨店は1991年がピーク。 9兆7,125億円ありました。
10年連続というのは1996年にプラス1,8パーセントという年があったので2006年から遡ると10年連続となります。
2006年は7兆7,700億円。
丁度20パーセント減っているのですね。
あらためて数字を眺めるとビックリです。
前年比が増えたといっても減り続けた後の数字からですからね。
日本百貨店協会
スーパーはどうでしょう?
日本チェーンストア協会がまとめた2006年の全国スーパーの売上は14兆224億円。
既存店ベースでは2,7%減と10年連続マイナス。
ピークは1996年の16兆6958億円。
やはりピーク時の16パーセント減ですね。
この間に店舗数は大型店中心に増えているのだから中小はたまらない。
日本チェーンストア協会
ここからが問題です。
バブル弾けた以降も日本のGDPは低成長といえども増えているのです。
もちろん輸出のおかげもあるでしょう。
単価の下落も大きな要因でしょう。
売上とは、単価(P)×数量(Q)ですから、単価(価格や客単価)が下がればそのまま売上が下がるからです。
やはり注目しなくてなならないのは,消費構造の変化、流通構造の変化ではないでしょうか?
専門大型店の出現。
特に家電などはそうなりました。
紳士服もおもちゃもそうです。
ユニクロやしまむらなどもそうですね。
また、旅行やエステなどモノから「サービス消費」への移行も大きいですね。
この数年はネット経由の買い物がが爆発的に増えていることも要因です。
人々の行動パターンや購買の場所が変わってきたと見るべきでしょう。
価値観も変わってきているわけです。
日本人の年齢構造の変化も大きい。
シニアの人々が消費をひっぱることも現実です。
その価値観を知ることもすごく大切でしょう。
数字を読む時には後ろにある時代背景も一緒に読み取る必要がありますね。
最新の画像もっと見る
最近の「Weblog」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
2004年
人気記事