東芝といえば、名門中の名門企業。
その会社に何が起きていたのか?
そもそも、報道もおかしい。
不適切な会計などというものはない。
立派な上場企業は「不適切」では済まされないのだ。
明らかに「粉飾決算」であります。
小生が内部の問題を知る由もないが、これは日本の古い大企業の体質ではないかと思うのです。
特に、事業部や社内カンパニーで管理している大企業が危ない。
一番仕事するのは平社員や係長くらいで・・・
せいぜい課長くらいまで。
部長になると、偉くなり、稟議書にハンコ押すのが仕事みたいな。
役職がやたら多い会社も危険。
副部長、次長、副本部長などはっきりしない役職が多いのですぐ分かります。
会社が大きくなると、直接稼がない部門が肥大化してゆき・・・
直接部門の経費の中に本社費というか管理費というか、そういう項目で費用を分担するみたいな。
特に、国が発注する公共事業や、原発受注など何年も何年も掛かるビジネスもあれば、
白物家電やパソコンなど、一般消費者向けの事業も。
受注型ビジネス
と、
見込型ビジネス
の違い。
役員の数もやたらに多い。
社員がどこを向いて仕事するか?
上司みて仕事する?
サラリーマンで出世するには、上司に好かれなければという意識が日本企業は強いからね。
だから、社内で役職上の人をみて仕事するようになっている組織はかなり危険というわけ。
小さい会社、組織は分かりやすいが、大きな組織になると見えなくなるのだ。
ボトムアップという言葉があります。
日本型大企業はそういう感じ。
役職が上の者は、若い者が出してきた企画を判断するみたいな・・・
各事業部、社内カンパニーが出してきた予算を合計して来期の計画数字を作る。
予算と実績に追われる。
予算と実績の数字が合わなくなり・・・
決算月になると、
「なんとかしろ」
そう言われたとか。
「なんとかしろ」で会社が「なんとかなれば」そんな簡単なことないが(笑)
株主数十万人に損害を与えている。
株主から集団訴訟も。
元経営者に賠償請求も出ている。
やはり、会社というのは「トップ」で決まる。
できるトップで辞めないトップも困るが。
組織が硬直化して、社員が「上をみて仕事」する会社は危ないですね。
ビジネスジャーナル
歴代5人の社長に29億円請求 朝日新聞
東芝問題の真相 東洋経済オンライン
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