町田商工会議所が毎年行っている「金融懇談会」
市内の、銀行、信用金庫、証券会社、生命保険会社、損害保険会社等の支店長、支社長が集まり、
会議所から、正副会頭、各業種別部会長、専務理事も出席。
小生は商業部会主催なので、商業部会の幹事という立場で出席しました。
恒例の日本銀行の担当者様から「最近の経済情勢」を数字と傾向を説明していただきました。
いくつか写真をアップします。
実質GDPの推移 景気ゆるやかな回復基調を続けている・・・
消費者物価の変動
消費者物価「総合(除く生鮮食品・エネルギー)」は2016年10月0,3→11月0,2 プラスだがとても2%には程遠い
企業の業況判断 全規模:+1→+4 非製造業+7→+9
企業収益 高水準で推移 売上高経常利益率2000年以降最高水準
設備投資 緩やかな増加傾向
輸出入 持ち直している
雇用情勢 失業率 これ以上は下がりようのない率 3,5%前後 求人倍率右肩上がり 2000年以降最高水準
雇用者所得 しっかりと増加している
消費者マインド 若干改善
個人消費 底堅く推移
住宅投資 持ち直しを続けている
公共投資 横這い圏内の動き
生産 持ち直している
日銀の経済・物価見通し
消費者物価指数(除く生鮮食品)2016年-0,3~-0,1 2017年+0,6~+1,6 2018年+0,9~+1,9
日銀の金融政策運営
関東甲信越の基調判断
オリンピックの需要効果創出効果
過去のオリンピック開催国のおける外国人観光客数
東京オリンピック開催の経済効果
など
文字を見ると景気回復というか良い感じに見えます。
が、
どちらにしても、プラス1%とかマイナス0コンマとか低水準。
以下、小生の所感
雇用逼迫は事実でありまして
生産年齢人口がどんどん減っている
東京など大都市、地方も人手不足
人をたくさん必要とする形態はさらに難しい運営になるだろう
人が少なくても出来るようにする仕組みが需要創る AIもそうだろうしIoTもその観点から ビッグデータ活用
高齢化なので、医療関連、健康維持関連、生活習慣予防関連、それに関連する食べ物、飲み物が伸びるだろう
地域経済というモノサシが難しい時代に 全国流通だしグローバルだし
地方経済は人口減少、若者が出て行くので過疎化加速するだろう
地域でビジネス出来るのは、不動産、建設関係、飲食関係 農産物生産、漁業とか
人口減少だから、新築住宅は市場縮小、リフォームとか、一人用のアパートなど需要あり
ほんとうに難しい時代になった
成熟社会というものはこういうことか
全体景気と中小企業経営は連動していません
中小企業はあくまで「ニッチビジネス」であることを忘れてはなりません
人がやらないこと、出来そうにないこと、そういう商品、サービスを創ることがカギだと思う。
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