市川稔の米(マイ)情報

景気判断と中小企業

今年で13回目とか。

町田商工会議所が毎年行っている「金融懇談会」

市内の、銀行、信用金庫、証券会社、生命保険会社、損害保険会社等の支店長、支社長が集まり、

会議所から、正副会頭、各業種別部会長、専務理事も出席。

小生は商業部会主催なので、商業部会の幹事という立場で出席しました。


恒例の日本銀行の担当者様から「最近の経済情勢」を数字と傾向を説明していただきました。


いくつか写真をアップします。




実質GDPの推移     景気ゆるやかな回復基調を続けている・・・



消費者物価の変動   
消費者物価「総合(除く生鮮食品・エネルギー)」は2016年10月0,3→11月0,2 プラスだがとても2%には程遠い



企業の業況判断    全規模:+1→+4  非製造業+7→+9  


企業収益       高水準で推移  売上高経常利益率2000年以降最高水準



設備投資       緩やかな増加傾向

輸出入        持ち直している

雇用情勢      失業率 これ以上は下がりようのない率 3,5%前後    求人倍率右肩上がり 2000年以降最高水準



雇用者所得     しっかりと増加している

消費者マインド   若干改善

個人消費      底堅く推移 

住宅投資      持ち直しを続けている

公共投資      横這い圏内の動き

生産        持ち直している

日銀の経済・物価見通し  
消費者物価指数(除く生鮮食品)2016年-0,3~-0,1 2017年+0,6~+1,6 2018年+0,9~+1,9

日銀の金融政策運営



関東甲信越の基調判断




オリンピックの需要効果創出効果

過去のオリンピック開催国のおける外国人観光客数

東京オリンピック開催の経済効果


など



文字を見ると景気回復というか良い感じに見えます。


が、


どちらにしても、プラス1%とかマイナス0コンマとか低水準。



以下、小生の所感



雇用逼迫は事実でありまして
生産年齢人口がどんどん減っている
東京など大都市、地方も人手不足


人をたくさん必要とする形態はさらに難しい運営になるだろう


人が少なくても出来るようにする仕組みが需要創る   AIもそうだろうしIoTもその観点から  ビッグデータ活用


高齢化なので、医療関連、健康維持関連、生活習慣予防関連、それに関連する食べ物、飲み物が伸びるだろう


地域経済というモノサシが難しい時代に   全国流通だしグローバルだし


地方経済は人口減少、若者が出て行くので過疎化加速するだろう


地域でビジネス出来るのは、不動産、建設関係、飲食関係   農産物生産、漁業とか


人口減少だから、新築住宅は市場縮小、リフォームとか、一人用のアパートなど需要あり




ほんとうに難しい時代になった


成熟社会というものはこういうことか



全体景気と中小企業経営は連動していません



中小企業はあくまで「ニッチビジネス」であることを忘れてはなりません



人がやらないこと、出来そうにないこと、そういう商品、サービスを創ることがカギだと思う。

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