市川稔の米(マイ)情報

円高デフレVS円安インフレ

円高デフレが続いた時代。

今、欧州が日本と同じ病になるのではと心配している。


日本は20年苦しみました。


デフレでも資産デフレが一番堪える。


一番身近な例は住宅。

土地と建物を買いました。

日本は住宅ローンの仕組みが良く出来ているので物件を担保にしてローン(借金)を組みます。

仮に、3千万円で購入したとします。

同じような家が自分が購入した時より年々安くなる。

ローン残高はしっかり残る。

給与は上がらない。


しかし、モノの価格は下がる。


自国の通貨が強くなるので輸入する時は支払うお金が少なくなります。

輸入品は安くなる。


1万ドル100万円

1万ドル80万円


円高デフレを謳歌した企業は円安インフレになれば逆風です。



日本マクドナルドが良い例でしょうか。


使用している食材はほぼ輸入ものです。

国内調達はバンズと呼ばれるパンくらいでしょうか。

原料の小麦は輸入でしょうが。


中国から輸入していたチキン加工商品の大問題も影響して極端に売上落ちています。

8月は前年比25%減というからそれは深刻です。

月次セールスリポート




おむすび屋は逆です。


国産の米を使い、国産の焼き海苔を使い。

ようやく春が来た感じでしょうか。




為替も長期のグラフで見ると分かりやすい。


Yahooファイナンス 円ドル


2011年の終わりは70円台でしたから。


それが108円とかに戻したというか変化しました。


これだけ通貨の価値が変わると企業は大変です。


株価も16000円!

いつ以来でしょうか?

5年のグラフで見ると分かりやすい。

Yahooファイナンス 株価



そんな中、


お米の値段はデフレに逆戻り



電気代、燃料代、資材、そして税金まで上がっているのに。


モノの価格は需給で決まる。



関係者は試練の時ですね。



生産も流通も大変です。




※今日は朝一でiPhone6をゲット。
そして、週末利用して米産地に行きます。
今の時期しか見れない収穫時の様子を取材して来ます。

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