市川稔の米(マイ)情報

レモンとピーチ

あるコラムに紹介されていました。アメリカでは中古車の「欠陥商品」の俗語として「レモン」というと。

反対に品質の良い中古車は「ピーチ」というそうです。

レモンは外見では分かりにくいからね。実にわかりやすい。

4年前にノーベル賞を受賞した米国の経済学者ジョージ・アカロフ教授も「レモン市場」の研究で知られる。

マンションなども外見からは極めて分かりにくい商品ですよね。
まして、外見からは見えない「構造」など素人は信用するしかないからね~。

ピーチの話。

友人が何十年も勤めた自動車ディーラーを辞めました。

長年トップセールスとして活躍してきました。

最近は違うのかも知れないが、日本企業は年功で役職が付いたりします。

お客様の気持ちをしっかりつかむセールスマンと役職(管理職)とは

仕事の内容が違います

年若い、アホな上司がグズグズ言えばいやになるね。

会社もアホだから、年齢の高い社員は会社に居られないように仕向ける。
信じられない話だが、職場移動で朝から晩まで「洗車」をやらされたりした人もいるそうだ。

組織的なイジメだね。酷い話です。

で、その友人は悩んだあげく退職しました。
(小生は注文をたくさん取れるセールスこそ会社の財産だと思うのだが・・・)

個人でクルマの仕事しています。奥さんや家族も協力しながら。

クルマの売り方、買い方にもいろいろあります。

現代では「店頭販売」が主流でしょう。
一流のセールスを育てるということは大変なことですから。

その友人は古典的な訪問販売が主流です。

ですから、店はいらないのですね。

小生が常々云っている

小さな商売は

売ってくださる人と買ってくださる人がいればできると

その友人は

お客様

という目に見えない財産を持っていたのです。


そこでピーチの話

中古車

どういう性格の人が乗っていたか
どういう乗り方をしていたか
車庫は屋根付きかどうか
点検(オイル交換など)はキチンと行っていたか
事故、修理はどういう経歴か

自分が過去に販売した車で、ちゃんとした乗り方をしていた中古車を別のお客様に紹介するのです。オークションに出さないで。

レモン  でなく ピーチ の中古車になるわけです。

店頭に並んでいる中古車ではそうは行きません。

ネット販売のクルマはもっと分からない。

友人は個人事業ですから、そういう「スキマ」を上手についているのです。

新車中古車、点検、タイヤをはじめ関連をしっかり対応し、ものすごい評価をもらっています。
忙しい、充実した日々を送っています。
しっかり休日を取ったらと言っても休みも取らずに仕事しています。

レモンでなくピーチを販売していれば、お客様は増えてゆく。

もちろんお客様の支持信頼を得るための努力はすごいものがあります。

最近、新たに始める個人事業、自営というのが少ないからね。

体に気をつけてガンバッテ欲しい。


そういう人を応援したくなるものね。



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