市川稔の米(マイ)情報

相撲とサッカー

国技と云われる相撲。一方、多くの日本人はワールドカップなどJリーグが出来るまで知らなかった、世界的競技のサッカー。競技を行う上でもルールがかなり異なります。

相撲の勝ち負けは単純です。15尺(4m55cm)の土俵の外に先に出たら負け。土俵の中でも、手や体が先に土に触れたら負け。

しかし、それを判定するのは、行司と呼ばれる人ですね。

勝ち負けを判定する、行司が軍配を上げても、土俵下にいる審判団の一人から「もの言い」が付けば、行事の判定など、あっても無いに等しいことになります。

審判団が土俵上に上がり、協議をします。

そして、行司を無視した発言があることもしばしば。

え~、協議の結果、行司は○○の勝ちとしましたが、同体と見て、取り直しとします!

あるいは、行司指し違いとし、○○の勝ちと判定をくつがえします。

面白いのは、ビデオテープの再生で、判断したりすることです。

これが「日本流」の決め方ですね。

結果があっても、状況によって、あるいは話し合いによって変えてしまうこともOKなんです。



たとえば、野球にしても、アウトセーフの判定は微妙です。

当然、自軍に有利に見るのが人情ですから、あれ~、今のはセーフ、あるいはアウトじゃないの????? そういう気持ちになるのは当然なことです。

もし野球で、審判とは別に、今の判定にクレームを付けることがルールであったらどうなりましょう???

あったらオモシロイ?!
でも、試合にならないだろうね。

サッカーもしかり。

あれ~、今のイエローカードはおかしいのじゃないの???

あくまで、審判に全権を持たせていますね。

そうしないと、それこそ暴動になってしまいます。


相撲は日本の意思決定の特別なことがわかります。

そんな目で眺めると、又、違った楽しさがあります。




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