相撲の勝ち負けは単純です。15尺(4m55cm)の土俵の外に先に出たら負け。土俵の中でも、手や体が先に土に触れたら負け。
しかし、それを判定するのは、行司と呼ばれる人ですね。
勝ち負けを判定する、行司が軍配を上げても、土俵下にいる審判団の一人から「もの言い」が付けば、行事の判定など、あっても無いに等しいことになります。
審判団が土俵上に上がり、協議をします。
そして、行司を無視した発言があることもしばしば。
え~、協議の結果、行司は○○の勝ちとしましたが、同体と見て、取り直しとします!
あるいは、行司指し違いとし、○○の勝ちと判定をくつがえします。
面白いのは、ビデオテープの再生で、判断したりすることです。
これが「日本流」の決め方ですね。
結果があっても、状況によって、あるいは話し合いによって変えてしまうこともOKなんです。
たとえば、野球にしても、アウトセーフの判定は微妙です。
当然、自軍に有利に見るのが人情ですから、あれ~、今のはセーフ、あるいはアウトじゃないの????? そういう気持ちになるのは当然なことです。
もし野球で、審判とは別に、今の判定にクレームを付けることがルールであったらどうなりましょう???
あったらオモシロイ?!
でも、試合にならないだろうね。
サッカーもしかり。
あれ~、今のイエローカードはおかしいのじゃないの???
あくまで、審判に全権を持たせていますね。
そうしないと、それこそ暴動になってしまいます。
相撲は日本の意思決定の特別なことがわかります。
そんな目で眺めると、又、違った楽しさがあります。
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