JAに販売委託するコメの支払方法・金額のことです。
19年産米の集荷については全国統一した「内金+追加払い方式(魚沼コシを除く」で臨む。
【主食用】
各県の主力銘柄は1等7,000円(玄米60kgあたり)
B銘柄は▲1,000円の6,000円
その他銘柄は▲2,500円の4,500円
1~2等格差1,000円 2~3等格差1,200円
地区別格差がある場合はその分さらに差額
【加工用】
1等4,400円 2等3,800円 3等2,800円
こういう数字が出されました。
従来は「概算金」という名目で秋に出していました。
今度は「内金」というものです。
追加払いの時期はいつなのでしょうか?
JAにコメを出しているコメ専業生産者は年末の支払もできないのではないでしょうか?
適地適作の政策を推進するべきでしょう。
日本のコメ生産は関東以北で7割を占めます。
特に冬が厳しい北陸や東北、北海道などのコメ専業農家に厚くするべきだと思います。
19年産収穫はもうすぐです。
来年、20年産の作付けは減るでしょう。
全農の方針が変わったのです。
「価格維持集荷重視」から「販売重視生産抑制」と業界紙は書いています。
コメつくりを辞める生産者が増えることを期待しているのでしょう。
19年産から生産調整は農業者と農業団体が自主的に行うことになりました。
このことはものすごい変化なのですが、生産現場に行くとほとんど認識されていませんでした。
今回の方針を貫けばコメ生産地は激震が走ります。
商人系集荷業者もいくらで買えばよいのか目安がつきません。
価格暴落リスクをとることはできませんね。
ここで、売り先があるところとないところでは天国と地獄のごとく差が出るでしょう。
小生の持論は「コメ問題というのは在庫リスク」をどこが持つかということです。
在庫リスクというのは年度を越えれば価値が激減すること。
倉庫料、金利負担がずっと掛かること。
つまるところ、在庫リスクの問題だと思うのです。
全農は国内コメ生産の集荷50%以下です。
JA単独での販売。
生産者自身での販売。
それらの残りのツケを始末してきたということもあるでしょう。
しばらく注目です。
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市川 稔
taisa
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