市川稔の米(マイ)情報

復興 金の使い方

便利な時代でありまして。

国会中継もインターネットで視聴することができます。

昨日(11月8日)移動中にクルマのラジオで国会の審議を聞いていた。

大変興味深い内容でした。

福島出身の吉野正芳議員の質問でありました。

原発事故でばら撒いたセシウムは137と134がある。

137は半減期30年。

134は半減期2年。

割合は137が27%、134が72%。

細野環境大臣が間違いないと答弁していたのでその通りなのでしょう。


算数の問題です。

半減期2年の137が72%ということは?

除染に何年も掛かると言っておりますが、なにもしなくても3年で半分になる。

なんとなくセシウムは半減期30年と錯覚していませんでしたか?

セシウムにもいろいろある。


衆議院インターネット審議11月8日

2011年11月8日と入力し検索、吉野委員の質問時間の中で20分くらいからをご覧ください。


小生の意見は除染に金を使うより経済を復興させるために金を使え。


福島大学のアンケート調査の結果を報道していた。

避難している人にアンケートを送り、約5割の回収があった。

もう、戻りたくないという人が四分の一。

30代以下の場合は5割の人が戻りたくないと。

それでなくても原発関連が最大の産業であった周辺地域は経済的にも立ち行かない。

膨大な除染費用を投入しても住む人が激減することは目に見えている。

政府としては言いにくいだろうが、

除染費用に金使うより避難させられた人々にお金使う方が生きた金になると思う。

避難区域から数百メートル、数キロメートルしか離れてない地域なども大問題だ。


前にもこのブログで書いたが、人口5千数百人だった飯舘村に2300億円の除染費用を使う意義があるのだろうか?

どの割合で村に帰るのだろうか。

経済活動、生活は成り立つのでしょうか?

山の除染など事実上不可能だろう。

何年も掛かっているうちに上記のようになにもしなくても3年で半分になる。

30年経過すれば13%。

政府は徹底的に除染すると言っている(わたしは信用していない)

除染したものをどこに置くのか?

一時的に福島県内、30年後には福島県以外に持って行くという。

こんなばかげた話しを信用しますか?

30年後の話しなど、ただ問題を先延ばしにするだけ。

しかもその時点ではセシウムは約1割になっている。

しかし、他の県で受け入れいるところがあるわけがない。


地震津波に加え原発事故被害に遭われた方には本当に心苦しいことであります。

復興費用は、

膨大な税金(国民からの借金)をつぎ込み、結果として国民が負担することになる。


だから生きた金の使い方をしなければならない。


被災者、避難民に生きた金を使って欲しい。


新〇〇村、新〇〇町を創る費用に使った方が現実的ではなかろうか。


経済再生を軸に進めなければ生活保護世帯ばかりが増えてしまう。


真摯に正面から取り組んで欲しい。

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