市川稔の米(マイ)情報

ルールは自ら作れ

表現の仕方は難しいのですが小生の想いを書いてみます。

日本は民主主義であり自由国家であります。
独裁国家ではなく共産主義でもありません。

法律により国家運営や企業経営、人々の行動規範というものがあります。

世界は自由貿易によって繁栄を享受しています。
一方で貧しい国がたくさんあります。

日本は天然資源が少なく、牛や豚あるいは鳥にしてもエサはほとんど輸入に頼っているわけで日本だけで生きることは不可能に近い。

世界の人口問題や格差の問題など人類の歴史上でもこの100年、いやこの50年で近代史は劇的に変えている。

地球温暖化の影響は人類の近い将来に警笛を鳴らしています。

2008年1月2日のニューヨーク市場で原油が1バレル100ドルという歴史に残る相場を付けました。
アメリカ1国で全石油の四分の一を消費しているとのこと。

中国やインドという人口超大国が経済成長続けるとどうなるか?そういう予測がいろいろと出ています。

そういう世界的な問題を知っておかなければならないと思う。

日本は少ないエネルギーで生産する技術に長けています。
こういう環境技術が日本の生きる道であると思う。

一方で日本国内で米を取り扱うビジネスをしている者として強く思うことがあります。

過去40年に渡り米作りは減反政策を行ってきました。
生産を抑制して価格維持政策をとってきたのですが結果はご承知の通りうまく行きませんでした。
農業政策というものは実に難しいので簡単に論ずることはしません。
日本の政策転換は過去を見れば一目瞭然ですが「外圧」でしか変化は出来ません。
また、規定路線で進んでいることが突然ルールを変えるので困る。
2007年10月の「米緊急対策」などはその典型です。

そこで、

ルールは自ら作れ

というのが小生からの提案です。

昨年を漢字一文字で表すと「偽」だそうです。
これは日本人の文化としては「恥を知れ」ということになりますね。

そういうおかしな社内ルールではありません。

国が作るルールがすべて正しいとは限りません。

ビジネスのルールを自ら考え作るのです。

小生が尊敬するある経営者からいただいた年賀状には



という一文字で表しておられました。

日本人の尊い礼節
利害によらぬ「義」の心
人として正しい道の真ん中を歩く

そのように書いています。

これも自ら作る立派なルールです。


振り回されないようにしないといけません。

ルールは自ら作る。

そう自分に言い聞かせています。

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