三菱自動車は国内販売シェアは登録車で1,1%軽は3,3%に過ぎないと書いた。
販売の9割は海外なのだ。
トヨタでも海外が8割だという。
グローバル企業なのだ。
トヨタがウーバーに出資した。
この意味はまだほとんどの日本人は理解していない。
世界の国、地域によってマーケットやニーズはかなり差があります。
メーカーとしては、世界中でクルマ販売しているので、それぞれのマーケットの事情を把握しておく必要があります。
ウーバーに代表される新しいサービスとは?
日本は失われた20年とか言われましたが、GDPは超低成長だが増えています。
が、
正規社員から非正規など、ひとりあたりの収入が増えていないというか減ってしまった。
おもしろいことに、トヨタのクルマの価格、国内のことですが、1995年は1台あたり170万円だったが2015年は300万円だとか。
収入が増えていないのに、クルマの価格は1,76倍になったということ。
世界では物価が上がっているのでこうなった。
これじゃ、若者はクルマ買わない、買えない。
日本でも都市部では「カーシェア」がかなり増えました。
15分単位で簡単に借りられる。
都心部のマンションではガレージ借りたらとんでもないお金が。
1日24時間、1週間168時間、1か月720時間、1年8760時間。
自己所有しているクルマをどれだけ使っているか?
ほとんど動いていないのではないでしょうか?
しかし、通勤に使うとか、田舎ではひとり1台みたいな。
自動車保険の値上がりもクルマ所有にブレーキがかかる。
車両保険使うと保険料がドーンと上がるようになりました。
だから、10万くらいの修理代なら保険使うと保険料の方が高くなるので自費で修理する。
カーシェアでクルマ借りる方がずっと合理的なのだ。
レンタカーも格安レンタカーが増えた。
小生の友人も加盟して業務行っている。
10数万円ほどで仕入れたクルマを整備してレンタカーにする。
借りる人もぶつける可能性もあるので古いクルマの方が良いらしい。
1日2500円ほどだが、平均すると6~7千円使うそうだ。
駅から遠い、従来のレンタカービジネスとは違う立地で成り立つ。
ウーバーがクルマ社会を変える。
日本の過疎地では公共乗り物は採算が合わない。
自治体でバスを巡回させたりしている。
もし、日本でウーバーのようなサービスを許可したらどうなるか?
(自家用車でタクシー業務が出来ること)
クルマ持っている人はそれでアルバイトが出来る。
お年寄りを迎えに行き、病院に送り届ける。
通常のタクシーでは高くて無理。
買い物の送り迎えも。
スマホのアプリから呼ぶ、決済はクレジットカード。
だから、お客もドライバーも調べれば、どこの誰か分かる。
田舎のバスは不要になる。
採算が合わない鉄道も不要になる。
マンツーマンのサービスになるのだ。
タクシー事業者はやれなくなる・・・
タクシードライバーという職業はほぼなくなる・・・
それほどまで大きな社会変革になる可能性大。
クルマは一部のクルマ好きの嗜好品化してゆく?
クルマの販売量がある調査では6割になると予測が出ている。
アメリカでこういう実験も。
米ウォルマート、生鮮品宅配でウーバーと提携
ニューズウイーク ウーバーと提携したトヨタが持つ「危機感」
いろんな業界に大きな影響が出ます。
あなたの業界にも、あなたのビジネスにも大きく影響することたくさんありますよ。
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