水素爆発などにより大量の放射性物質が出た。
現在進行形だ。
海への流出は人類史上初めて。
東電、保安院、政府と複数から情報が発せられどれが真実か分からない。
後から分かったことは真実を公表していなかったという重大なことだ。
メディアは震災後と事故原発関連が大半だ。
日本も世界も動いているが、まるで他はストップしているかのようだ。
政治も混乱が続いている。
原発は13ヶ月に一度定期点検を行い2~3ヶ月後に再開している。
しかし、浜岡を「総理のお願い」という曖昧な方法で止めさせたので他の原発の再開に支障を来している。
世論は原発は地震大国日本は危ないという認識が広がった。
反原発、脱原発が勢いを増している。
再生可能エネルギー、自然エネルギーの活用も勢いを増している。
原発をすぐに止めろというのには無理があることをなぜ言わないのか。
コストより命が大切・・・
コストより命が大切・・・
そういう声が聞こえてくる。
放射能は一時に大量被曝すれば死に追いやられる。
半減期30年のセシウムは30年経過しても半分残るというやっかいなもの。
煮ても焼いても消えない。
累積で被曝していくというやっかいなもの。
恐怖が先に来てしまうやっかいなもの。
年間累積放射性物質100ミリシーベルトとはどういう意味を持つか。
発表ではガンで死亡する確率が0,5パーセント上昇するというもの。
ある村では人口5000人としてガンで死亡する確率は1500人。
それが1505人になるというものだそうです。
5人のために村が消滅するのか?
そういう議論もあります。
避難区域やその周辺は人が住めない。
経済活動出来なければ地域の価値はゼロになってしまう。
大変な事態であることは事実。
だから、国内の原発をみな止めろというのには無理がある。
関西では原発依存率が4割を超す。
大阪の知事は原発なしでもいける。
節電協力はしない。
真夏のピーク時間にエアコン止めればいいなど。
一番必要な時に使えない電気など意味ないでしょ。
第一、強制出来ないし熱中症で死んじゃうよ。
小生に言わせればメチャクチャだ。
原発止めて火力発電をフル稼働して賄うとすれば、
それだけで年間3兆円から4兆円のコストが毎年増えるそうだ。
電気料金というのはコストプラスで決まるので等しく国民が負担することになる。
(税金よりひどい)
原発事故で被害に遭われた人や地域の再興に膨大な金が掛かります。
でも毎年ではない。
比較するのは失礼なことだと承知で書きます。
また、エネルギー再生法案とはコストの高い電気を法律で強制的に電力会社に買い取らせるというもの。
電力会社は仕入れの高い電気を買い取るので当然のことながら電気料金は上がる。
新規に参入しようとしているソフトバンク社。
売り先と売値が分かっているビジネス。
しかも法律で守られて。
発電設備は補助金漬けで。
これってなにかおかしいと思いませんか?
余った電気を買い取るくらいならわかる。
全量買い上げなど「食管法」みたいなもの。
今はなんとなく世論がそんな風になっているが将来は大問題になるだろう。
まっとうな議論をして欲しい。
東電福島第一原発がやられた原因。
津波ですべての電源がやられたのが最大の要因でしょう。
自家発電のエンジンが水没。
外部電源もだめだった。
原発が事故を起こしたら民間企業で補償するのは不可能。
保険会社も引き受けない。
「国が補償する」と明言することが必要。
今やるべきことは「原発の安全」についての「技術的」なことなのではないでしょうか?
それを政府が承認し再稼働させる。
責任は政府が持つとはっきりさせる。
それにしても新規に原発を作るのは事実上無理だろう。
現存の原発が寿命を迎えた時に一基づつ廃炉にするというのが現実的ではないか。
(廃炉にも膨大な金が掛かる)
新エネルギーに転換してゆくには時間が掛かるのです。
その時間軸の中で日本はどうするかという議論が大切。
なにか、家庭で発電した電気を強制的に電力会社が買い取る法案通せば解決するみたいに思って(思わされて)いないだろうか。
冷静にまともな議論になることを期待したい。
参考情報
金融日記
堀義人ブログ
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