市川稔の米(マイ)情報

郵便事業

NHKのひとつの人気番組「その時歴史が動いた」で日本の郵便事業のことを放送していました。同一料金で郵便が届くということは画期的であったでしょう。

明治の初め頃、前島密という偉大な先人が中心になって始めたものなのですね。

最初は、東京、京都、大阪から始まり、徐々に日本全国に広げて行きました。

どこに住んでいようとも、全国に同一料金でハガキや手紙が送れるということは国民も多いに喜んだことでしょう。

昨今話題になっています郵政民営化の中で、郵便事業などのユニバーサルサービスをどうするかという議論を聞くに連れ、隔世の思いがします。

郵便は人間が仕分けし、ひとつひとつ配達します。当然コストが掛かります。

このブログもインターネットですが、郵便と比較すると、情報の量、速さ、コスト、そして距離と国というものを超えてしまったというところに格段の違いがあります。

もちろん、郵便そのものは無くなりはしないでしょうが、日本の人口も減って行く中で、急速にその役割は小さくなることは目に見えています。

時代と共に変わって行くことは必然のことです。

郵便事業の大きな売上は年賀状が占めています。これも日本の文化のひとつですが、電子メールで代用する人も急速に増えています。

又、電子メールはいとも簡単に情報のやりとりができるので、ハガキは億劫だったが、メールなら簡単で安いと、疎遠になりがちな人ともやりとりできるというメリットもあります。

電話も建物の中にあるものという固定概念が無くなり、携帯電話が主流となり、ケータイでのメールも日常になりました。

変わり行くことと、不変のことを整理することが大切ですね。


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