地方の商店街はごく一部を除いて壊滅的な状態になりました。
人は歩いていない。(歩いてゆく用事がない)
シャッター通り商店街になってしまいました。
大きい、きれい、クルマが止めやすい、たくさんお店がある、食べるところもたくさんある、子供も遊べるなどなど。
しかしそのSCの中でも猛烈な競争があるのです。
あるSCのテナント入れ替えで相談がありました。
採算合わない店は撤退します。
あるいは撤退を余儀なくされます。
フードコートなどでも契約期間は4年というのもあります。
普通賃貸ではなく定期借家契約。
定借というのは契約期間が来たら再契約は原則しないというものです。
業績良ければ再契約あるが悪ければない。
テナント側は4年で設備投資も回収しなければならない。
通常の減価償却では4年ではできません。
撤退する場合は除却損が大きく発生します。
一見華やかに見えるSCもテナントの内情は実に過酷なものです。
日本一の商店街である東京・銀座も同じです。
撤退する店もあれば新規に出る店もある。
日本は景気が悪いと言いますが、この競争がある限り進化して行きます。
厳しい競争にさらされるから必死に努力するのです。
電力会社のように地域独占ではぬるま湯になるのは必然です。
そこには利権も生まれ既得権も生まれることになります。
厳しいようだが競争があるから人間は努力する。
テナント入れ替えからそういうことを強く感じました。
苦しいと嘆くより競争を楽しむ気持ちの余裕が必要ですね。
打つ手は無限です。
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