市川稔の米(マイ)情報

飼料米のこと

参議院選挙終盤になりました。

ヤフー・ビッグデータでは与党優勢の結果が出ています。

安心していると反対票にまわるので札開けるまで分かりません。


お米の関係なので、よく聞かれます。


飼料米はどうなるの?



自民党の公約でお米の関係はこんな内容です。



☆食料自給率及び食料自給力を維持向上させます。

☆閣議決定された食料・農業・農村基本計画で掲げた飼料用米の生産努力目標(平成37年産110万トン)を確実に達成し、飼料用米生産の持続的な拡大が食料自給率の向上と畜産のブランド力強化につながる理想的なサイクルを実現します。

☆米の直接支払交付金(7,500円/10a)が、平成30年産からの米政策の見直しにあわせ平成29年産までの時限措置となっていることを踏まえ、その財源も活用し、水田フル活用の予算は責任をもって恒久的に確保します。

☆TPP協定発効後の国別枠の輸入量の増加が国産の主食用米の需給及び価格に与える影響を遮断するため、輸入量に相当する国産米を政府が備蓄米として買い入れます。




ええ、ビックリですね。



平成37年には飼料用米110万トン目標となっています。


農水省の予算を見ると。 ( )はH27年度


H28年度概算要求、2兆6,947億円(H27年度2兆3,090億円)

<この金額も天文学的で驚きですが>

そのうち、

※水田活用の直接支払交付金 3,177億円(2,770億円)


※米の直接支払交付金 749億円(760億円)


・ 米を生産する農業者の経営安定のための交付金を交付(29年産
までの時限措置(30年産から廃止))
(10aあたり7,500円というもの)


直接支払い3,177億円+749億円  合計3,926億円


およそ、4千億円がコメ農家に支払われている。



小生は、自民党員だが、この政策には賛成出来ない。



エサ用にするコメ作りと主食用にするコメ作りとは同じコメ作りでも違う。


収量さえとれれば良いというコメ作りとは気持ちも技術も違う。


交付金が主食用米作り販売するのと同等くらいもらえるから作る。


数量を今の3倍近くに増やして、面積あたり同じ交付金なら金額も3倍近くになる。


エサ米交付金に1兆円超えしたらさすがにおかしいでしょ。


と、なると思います。


では、交付金を単位面積あたり半分にしたらどうなるか?


今度は作る方がメリットないのでやめるでしょう。


だから、異常な交付金をつけるのはどちらにしてもよい結果にならない。


コメの消費前線では、お米は買わない、もらっている、無償でもらっているという人が2割近くいるのです。


もらっているということは、タダであげている生産者がいるわけでありまして。


生活に困っていたら、いくら親兄弟でもタダではあげないでしょう。


お米を生産して、その売上で生活している主業農家のじゃまをしていることになります。


プロ農家に限定して支援すればよい。




10aあたりの交付金をがカギを握ることになる(結果として)

小生は、子実トウモロコシの方が将来的にもよっぽど良いと思います。

10aあたり35,000円かな。

これで採算がとれるようにすれば、エサの国産化が上がるわけだ。


水田農業イノベーション


農研機構





そして、



出口戦略



消費の方に目を向けるべき



こちらは、小生の得意分野であります。


補助金など一度ももらったことありません。




生産者の方にはいつも言ってます。



「官製市場」には気を付けろ。


あてにしてはいけませんよ、と。

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