市川稔の米(マイ)情報

農業人口200万人割れ

農水省が発表したデータをメディアは記事にする。


新聞の場合、その見出しがすごく大事で、見るものを引き付ける文字が並ぶ。


今回の場合、


農業人口200万人割れ、1990年の4割程度に



こういう感じ。


LINE NEWS


共同通信


共同通信 5年で51万人減



一般的には、



農業者の数が減り大変では?

農業者の平均年齢が上がり後継者が少ない、今後どうなるのだろうか?



そういうイメージを作り上げるために苦心していると小生は見ている。




コメなど、作りすぎてずっと供給過剰。


初めて、減反面積達成したのは、エサ米などの交付金が主食米作る以上の手取りがあるので流れた。


水田利活用という政策で実に4千億円くらい支払われている。


エサ米や稲WCSなどは食味や外観など無関係だし、ほぼ機械で作業出来ますから70、80の高齢者でも出来る。



コメが一番集約化が遅れているのは、楽に作業出来るからという部分が大きい。



国内農業のデータはこちらを参照ください。


農林水産基本データ集


200万人割れとは、農業就業人口を指す。


主業農家は28万戸ほどしかなく、まだ農業者の人口は多いと見るのが正しいのでは。


農業国ほど、人口に占める農家の割合は少ないのだ。



野菜は8割以上、畜産・酪農・豚は9割以上が主業農家の生産であります。


コメは主業農家の割合が4割程度と少ない。

コメが副業的農産物生産として機械化が進みやりやすいからだ。


そういう、副業的コメ農家の平均年齢が70を過ぎたので放っておいても農地の集約化は進む。



余計なことはしない方がよい。



日本国民に供給している卵。


鶏卵農家は全国に2,900しかないということをご存じだろうか?



楽な仕事なんてありません。


やってれば食えるという甘いものでもありません。


儲かっている農家たくさん知っています。



農業が大変だ大変だと言っているのは「農業関係者」ではないでしょうか。



報道に騙されてはいけません。

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