市川稔の米(マイ)情報

新米切り替え時期

日本の米

米で二毛作というのはほとんどなく。

一年に一度の収穫です。

直播栽培もぼつぼつ増えましたが、日本の稲作の大半は移植栽培と言って、種籾から苗にしたものをいわゆる[田植え」として田んぼに植えます。

植えてから早いところで4ヶ月、遅くとも5ヶ月で収穫されます。

地域による早生地帯、品種による早生、中生、晩性とあり、収穫時期は少しづつ変わります。

9月、10月がピークです。

たわわに稔った稲がきれいに刈り取られ田んぼの姿は一変します。


主食用のお米に関してはこの10年で90万トン以上国内消費は減りました。

割合にすると1割以上です。

生産量はあの手この手で調整しているのですが過剰気味。

これからの10年は更に消費は減ると予測されます。

さらに100万トン減るかも。


平成26年産の米価格は暴落。


価格はどんな歴史があるのでしょうか?


米価の変遷


天明(1781年)の時代から記録にあるのがすごいですね。

余談ながら「米価」というのは深い意味があり、物価の象徴でもありました。

昭和17年戦争の時代に配給制とした食管法(国が直接管理する)が平成7年まであったので「米価」という言葉は特別な響きを持っていた。


いた


と書いたのは過去形の話しなのだが、小生を含めて食管時代からコメビジネスに携わってきた人間は「米価」から抜け切れていない(と思う)


今は、自由に取引出来ます。

売り先を特定していなく、収穫後生籾のままJAのライスセンターに出荷する生産者は価格は自分で決められない。

自分あるいは仲間で乾燥調製、検査を受けて玄米に仕上げる。

それを相対で売る。

あるいは、仲間と作った法人を通じて売る。

自分たちで売る場合は「米価」とは呼ばないというのが小生の持論であります。


それは、相場であり価格であります。


さて、販売会社もこの時期はてんやわんやです。


新米の方が価格が安くなるというのを「親不孝相場」などと言います。

小生の会社のように、いわゆる一般の米の取扱いはほとんど無く、生産者及びそのグループと取引し、特別なお米を扱っている場合は特に。


きれいに切り替われば良いが、足りないもの、丁度良いもの、余るものがあります。


価格を決めねばならない。

商品の入れ替え。

店舗のPOP

WEB上の変更


試食につぐ試食


品質の判断も重要なこと。


米会社にとって新年度に向けたスタートの時期。


小生の会社ではこの新米からBtoBですがネット通販会社との新たな取り組みが開始します。

BtoCも力を入れて行きます。


やることたくさんあります。


嬉しい悲鳴でもあります。


さぁ、頑張って行こう!

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