豊作祈願
農産物は天と人との共同作業的なところがあります。
日本では米がその中心的存在であります。
1960年は増産の時代でしたが、1970年には大量の在庫を抱える。
あれから40年以上に渡り減反の歴史であります。
自由な農産物ではなく政府管理下にあると言っても過言ではないでしょう。
それでも、なかなかコントロールは難しいのが現実。
直接所得補償が加わりさらにややこしくなりました。
値が下がればあるいは値が安く所得が少ないので所得を補償するという趣旨です。
今年の新米相場は近年にない高値でスタートしました。
一般米が高騰したら売れ行きは落ちます。
小生は先行き値下がりするとみる。
商品には値ごろというものがあります。
業務用の米など大変なことになりますね。
牛丼チェーン
コンビニのおにぎりや弁当の原料
給食
コメ消費の約半分は家庭外使用です。
原料価格が数パーセント上昇することは変動費が上昇することを意味しています。
もろに利益を圧迫しますので値上げ交渉は難航するでしょう。
家庭用の米でも値ごろ感というものがあります。
その壁を一気に突破してしまいました。
白米5kg税込2000円以下
1980
1880
1780
このあたりがスーパーでの値ごろでありましたが、
宮崎、鹿児島コシ 2280~2680
売れませんね。
関東では千葉の早生が出てきました。
ふさおとめ、ふさこがね
小売価格 2380~2580円くらいでしょうか。
スーパーでは売れ行き激減でしょう。
全農は集荷率減少に歯止めがかからないので今年は強化する方針。
悪い年に嵌りましたね。
今年一番難しいのは集荷の価格でしょう。
値を出さないと集まらない。
高値で買えば損のリスク極めて大きい。
なにせ、一年に一度のことなので。
生産者も対応が分かれるでしょう。
相場で売りたい人。
継続的に売り先を確保したい人。
秋で勝負するか一年通じて考えるかの違いかな。
相場の場合はあくまで相場ですから、高値の時もあれば安値の時もあることを覚悟の上でやる。
継続的に売り先を確保したい場合は安値高値でも極端にぶれないで取引するのがよい。
小生の会社は後者です。
今年の対応はいろいろな意味で将来を占うことが出来るのではないでしょうか。
小生が昔から言っていること。
自らの立ち位置をはっきりさせること。
ポジショニング
大げさに言えば「生きる道」かも知れません。
流されない生き方
こういうことを肝に銘じて行動して行きたい。
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