市川稔の米(マイ)情報

27年産米

関東の豪雨や天候の関係で新米の出回りが遅い。

26年産が安いこともあり、業務用などは積極的に新米に切り替えない。

専門的なことを言うと、収穫したばかりの新米は味に深みがない。

冬を越した頃にうまみが出ると思う。


保管状況も昔とは比べものにならない。

農家にも小型の玄米用冷蔵庫が普及したことも大きい。

常温保管の玄米というのはほんとうに少なくなった。


だから、


新米を食べても昔のように「明らかな差」というものがない。

昨年の米も普通に美味しいのだ。

新米が出ると、昨年の米は古米という表現になるが、これも変えていかないといけないと思う。

26年産米

27年産米



新米が続々と入荷してきました。


稲作、稲というのはかなり強い作物でありまして。

積算気温

日照時間

施肥設計


極端な話し、除草剤さえしっかりしていて、水の管理さえ出来ていればそれなりに収穫出来る。




だけど、


小生の会社で扱うコメは普通のコメでは困るのだ。



作り手がはっきりしていること。


栽培履歴もしっかり管理されいること。


そして、


なにより、美味しくなくてはならない。




今年は食味の差がかなりあるように思える。


まだ、全部そろっているわけではないが。



食味検査するのが楽しみな時期でもあります。



新潟コシヒカリ(BLではありません)
家族経営で大規模になりました。
精米の強さをかなり下げましたが、まだ白すぎる。
新米は柔らかいので精米し過ぎ(過搗精に注意)
びっくりするほど弱く精米した方が美味しいです。






青森の新品種   青天の霹靂



これは、整粒歩合が約90%ありました。
昔は、米は1等から5等に分類していました。
1等米は整粒90%以上だったと思う。
そういう意味では超1等米です。
(現在は整粒70%以上で1等米)
ちなみに、青天の霹靂は今年からですが、27年産は青森県内だけの流通だそうです。



弊社、主力の山形は庄内のひとめぼれ。






食味も素晴らしい。


県と銘柄だけで決めるのはおかしいね。


誰が、どういう作りをしているかだ。



新米試食は続く。

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