市川稔の米(マイ)情報

自社の領域

もしもちを配りながら。


ある、中小企業経営者との会話。


ビジネスフォン、コピー機、パソコン、事務機やIT関連の商品を扱う会社。

商品ごとの競争でなく、複数の業種が絡み合い競争している。

パソコンなどはハード単体での価格競争は無理。

設置とか、接続とか、工事とかそういう部分でなんとか。


話しを伺うと自社の領域が狭められているというか、はっきりしないというか。


厳しい現実が見えてきます。



自社の棲み処(すみか)を見つけることだ


そう、アドバイスしました。


自社の棲む処は自分で見つけなければならない。


大企業の領域に踏み込んではならない。

零細企業の領域でもない。


それと、



商圏の話し。



ご近所ビジネスはどんどん成り立たなくなっている。


自社の商圏エリアをどこにするか?


会社があるその場所が商圏に適しているかどうか?


そういう目線も必要では?



ネット通販のシェアはさらに拡大する。


大型のチェーン店もじわじわ苦しくなる。


ご近所ビジネスで成り立つのはコンビニと飲食店くらいかな。


日本が得意とする「ものつくり」はグローバル競争に巻き込まれ低付加価値になったのだ。


同じような品質では価格の安い方に流れる。


そして、


付加価値を生むところが「ものつくりの場」ではなくなったということ。


デザインであり、商品化計画であり、システムだ。


販売の前線では、ITを駆使した受発注、物流などこれもシステム。


楽天など、プラットホームの提供というビジネスもある。


日本人の教育による部分も大きい。

日本の教育は「同質」を求めるから。


皆と同じことが出来ることが求められる。

それはそれで、必要なことではあるが、ある年齢になったら「人と違うこと」が出来るようにならなければ。


異質化



です。





そういう人材が会社で求められる時代だとも思う。

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