日本マクドナルドの既存店売上が9年ぶりに前年を下回ったとか。
既存店売上が永遠に伸びるなんてありえない。
が、
8,6%の落ち込みは意外というかかなり大きいなという印象。
日経の記事
すき家や松屋といった価格破壊組の業績もよくない。
吉野家は同じ牛丼を250円で売る実験を始めたが280円に上げた。
デフレ化で値下げにより集客してきたチェーンは今後どういう作戦を出すのだろうか?
日本マクドナルドが販売している商品はほぼ100%輸入品ですね。
円高は大いに寄与したはずです。
どういう契約で買い付けているかわかりませんが、円安に振れれば仕入(変動費)が上昇することは明白。
牛丼チェーンは国産の米(ほんの少しSBS輸入米も)と輸入の牛肉が主食材。
国産の米は3年で3割上昇。(特に低価格米)
調達価格を必死に抑えているが仕入価格が上昇したことは間違いありません。
全体像から言えば、コンビニの店舗増加の影響を外食店や中食店は受けているだろう。
政府はデフレ脱却でインフレ目標を掲げている。
が、
消費の現場では価格の競争をしているわけでありまして。
そんな簡単に物価が上がるものではありません。
結果として物価が少し上がるかどうかということになります。
7日に書いた通販の話しでも、アマゾンの流通コストは他を圧倒している。
断然、ダントツに競争力が高い。
同じ商品を流通させるのにコスト競争力が高いというのは企業の力です。
モノの値段が上がるとは次元の異なる話であります。
企業家はそこを混同してはならない。
そんな簡単なコトではありません。
小さな会社の打つ手と大きな会社の打つ手は違います。
全体の動向を見ながらわが社の打つ手を考え実行していかねばなりません。
景気が良くなればわが社も連動してよくなるなどという甘い考えは通用しない。
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