市川稔の米(マイ)情報

社長の潮時

日本経済新聞「私の履歴書」は毎月楽しみにしている

このブログでも何度か取り上げさせていただきました


創業社長のものが小生のような中小企業経営者にはおもしろいが、

今月のように大企業のサラリーマン社長の回顧も経験ないだけにおもしろい



12月26日は「社長を退く」というタイトルでした



小生「うんうん」と頷いたのは、



「もう、知恵が出なくなっていた。デジタル化時代の大波に対応し、受け身ではなく、こちらから新しい価値を顧客に提案できる電子部品会社に生まれ変わろうと旗を振ったが、では具体的にどうするかなると、技術に弱い私では深まらず、打つ手もマンネリ化してきていた。
ネットワーク社会の変化は速く、ついていけなくなった自覚があった。」



このくだりです。




それは、ほんとうに辛いことだと思うし、その決断に敬意を表します


自分で自分のこと、世の中のこと、競争状態のことを判断するのは難しいものです



知恵がでなくなったとは、


アイデアがでなくなったということ


社長がバリバリやっている時はアイデアたくさんでる



意思決定者にアイデアがないと、持ち上がった案件に対して判断出来ないし、意見も出来ない


大企業、会社が大きくなっても代表取締役、社長の考えというのはものすごく大きな影響あり



小さな会社は交代する社長もいない場合も多い


自分が元気なうちは頑張るという感じ


そういう場合は、自分自身で勉強しなければならない


勉強という意味は、


感性を磨く、感度を良くする


世の中の動きをよく観察する



自分の業界だけでなく、いろいろな業界の人の話しを聞くなど


人と会うこと


勉強好き


変化を好む




とにかく、いろいろなことに「関心」を持つことですね



無関心ほど恐ろしいものはない







以下、これは小生が月1回連載している業界新聞「商経アドバイス」の

コラム「市川 稔の維新伝心」(令和元年11月のもの)
(約10年毎月書いている)




経営はアイデア

 ちょっと乱暴な言い方ですが、経営はアイデアの量と質であると思う。
ひとつのこと、同じことを極めるのは職人の世界。
簡単には真似出来ないプロの技。
日本では尊敬されます。
チームで与えられたテーマに取り組み、商品開発を行う、あるいは新しいマーケットを開拓する。
ひとりのアイデアではなく、意見を出し合い修正しながらまとめてゆく。
一人では出来ないが、チームなら出来ることもある。これも日本人は割と得意かも。
しかし、経営となると、特に中小企業の場合は考え方を変えねばならない。子どもの頃、あるいは学生時代は他の人と同じことが出来る子が良い子。ひとりで勝手に決めて、ルールは自分という、他の人と同調するのは得意ではない。
こういう子は教師からみれば扱いにくく良い子ではなく悪い子に烙印押されてしまう。
日本経済新聞に「私の履歴書」という欄があります。ひと月連載します。毎月登場人物は変わる。それなりの年齢になり、成功者というか、人生うまく行った人ですね。筆者は経営者の端くれなので、創業経営者の若いころの体験記というか話しが好きです。ワクワクします。
経営、会社とは商品・サービスを顧客に販売して成り立っています。
よそと同じ商品、サービスでは差別化が出来ません。そういう場合は価格での差別化ということになり、レッドオーシャンの世界で揉まれることになります。低い付加価値なので長時間労働、低賃金、そして会社は赤字。
成功した人の伝記を読んでいると、例外なく、他の人がしなかった、気が付かなったコトを成し遂げて顧客から支持を得て成功しています。
こんな商品があったら、こんなサービスがあったら、常識では出来ないことを考えて考えて挑戦する、失敗もする、再度練り直して再挑戦する、それを繰り返し繰り返し行う。しかものんびりやるのではなく、すぐやる。湧き出るアイデア。こうしたらもっと良くなる、こうすれば顧客に喜ばれる、注文がたくさん入る。
経営者のアイデアから生まれた商品・サービスが多い。アイデアの数だけ商機、勝機がある。アイデアが出なくなれば経営交代の時期かも。 

























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