市川稔の米(マイ)情報

規制と規制緩和

戦後日本の特徴は、「ニッポン株式会社」と云われたように、官民一体となって産業復興にあたったことだった。

ホンダが4輪に進出しようとしても、当時の通産省がなかなか首を縦に振らなかった話しなど象徴的ですね。

あらゆるところで、「官」が国のカタチ、産業の「カタチ」を調整していたわけです。

米政策も例外ではなかった。

米を国が一元管理する時代が長く続いた。これはこれで、農村に都市部の金が還流する役割を果たしたが、農業の改革は進まなかった。

大規模店舗の出店にかかわる問題もそうであった。

長いこと「大店法」により調整していたので、大規模な店を作るには、5年や10年かかることも珍しくはなかった。

その大店法がなくなり、かなり自由に大型の店、あるいは大規模なモール型のショッピングセンターが全国各地で作られた。

これからも計画が目白押しだ。

店舗は飽和状態なのにであります

中心市街地が壊れてしまう。

中心商店街が崩壊してしまう。

街のカタチが崩壊してしまう。

地域によってさまざま問題は異なりますが、日本全国で起きている現象でしょうね。

かつて、駅前に進出した、多層階の量販店が一番深刻でしょうね。

皮肉なものです。

個人商店が頑張らなくちゃいけません!

自分の才覚で仕事ができる個人商店。

商業的な商店も、農業も、飲食店も、モノを作る工場も、サービス業も、あらゆる業種業態を含めての話しです。

こんな素晴らしい職業はありませんよ。


イタリアの商店は自由に開店できないようだと、以前書きましたね。

それがそれが、自由を標榜しているアメリカで規制の動き、運動が各地で起きてきているというからオモシロイ。

詳細はまた書きますが、日本も規制すべきこと、規制緩和すべきこと、再度見直しする必要があります。

また、見直されてくるでしょう。

その時、どういう方策が良いのか?

勉強しなくちゃね。



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