市川稔の米(マイ)情報

おかしなおかしな話

昨日は世界の食糧事情のことに触れましたが今日は日本国内の米事情の話です。

このブログでも何度も書いていますが、

減反政策を40年もやってきてうまくいかない。
この10年も玄米価格は下がる一方であった。

とうとう「米緊急対策」なるものを昨年10月に行った。
政府が余っている産地の銘柄米を34万トンも買い上げ市場から隔離したのでした。
古い米「政府在庫古米」の売却も停止。

政府は制度的に限度いっぱいの100万トンもの在庫を持っている。

これとは別に関税化阻止のために外国から米を輸入している。
毎年70~80万トンも輸入している。
その在庫が230万トンに達するというのだ。
(今までは援助米にも活用できなかった。今度初めて実施できるようだが。)

それで、

一般米市場に「新潟コシヒカリ」が無い。

契約で持っているところはあるが浮遊玉が無いということ。

相場だけ高騰し取引はほとんど無い。

世界の食糧問題とはまったく別の理由による値上げなのであります。

食糧が買えないで困っている世界の貧困層の人々に申し訳ない。

先進国のわがままと「政治」が問題を複雑にしている。

こんなことは長く続かない。
こんなことしてたら「バチ」があたる。

長いスパンで物事を判断するようにしたいものです。

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