各道府県に合わせた品種改良の研究は長い月日をかけて地道に行われています。
北海道はきらら397以降うまくいっていますね。
コシヒカリは稀に見る成功品種ではないでしょうか?
全国の作付けの4割弱を占めています。正確に言えば新潟産コシヒカリの大半はコシヒカリBLとして区別すれば変わりますけど・・・
脱コシヒカリというやり方もある
実際、新潟でコシヒカリ以外の米を契約栽培で作れば売りやすい。
新潟県、全農新潟でもコシヒカリ(正確にはコシヒカリBL以外)の作付け比率を高めたいと指導していますがなかなかそうならない。
当然のこととして米生産者は高く売れる米(売れるはずだと思っている米)を作りたがる。
新潟は生産量がとてつもなく大きいので売り切るのは大変なのです。
実際、この数年新潟の最大の顧客は「政府」という笑えない話になっています。
政府買い入れがなければどうなるの?
この秋の米緊急対策では07年産米を政府が34万トンも買い入れることになり(その内訳は新潟と秋田の2県で約4割を占めるという異常事態)政府在庫はいっぱいいっぱいの100万トンになります。
しかも古い政府米の売却は当分しないと・・・・
08年産米を買い入れるワクは無いか限りなく少ないことになります。
(もっとも来年またまた続・米緊急対策やれば別だが・・・)
08年産の作付けというものは種籾の関係もあり粛々と進んでいるのであって急に変えられるものではありません。
するとどうなるか?
20年産の新潟コシヒカリBLの行き場はない。
余るということになります。
昨日書いたBL問題にですが、食味については個人差あるし断定することはあえてしません。
表示問題だけをちゃんとするべきだというのが小生の意見です。
実態は前述したようにそういう問題を超えたところにきている。
ちなみにわたしの会社では新潟の契約生産者にはすべて従来のコシヒカリを栽培していただいています。
買い手の希望で栽培するのですから作る生産者も安心してできます。
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まめ犬
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