市川稔の米(マイ)情報

農家経営と農村経営

昨日は新潟県内の農家を4軒訪問しました。

経営形態はそれぞれ違います。

専業農家という点では同じ。

集落で専業農家、後継者がいる。
農地がどんどん集まります。

ひとつの考え方は、集落経営というか農村経営。

日本の農業は住宅と農地が接近混在しているという特徴があります。

住む場所と農地が別ならよいが日本は集落そのものが農地と市街地が混ざり合っていることが多い。

ある農家では集落の農地9割を預かるというか、借りて米作りをしている。

農地を集めて貸し出す中間管理機構は予想通り役割、機能はあまりないね。

現在の米作りは、主食用以外の米に手厚く補助金が出る仕組み。

加工用、エサ用、米粉用などがあり、政府備蓄用に作るとか、輸出用を申請して作るなど、制度のデパートだ。

補助金で誘導するやり方ですな。

米農家としては致し方ないが、かなり危険だと思う。

肝心のマーケットや顧客ではなく、補助金の方を見て作るものを決める。

補助金の額か大きいので錯覚を起こす。

この秋の主食用米相場はさらに下落が予想されている。

小生の会社ではしっかり顧客をつける売り方をしたいと思ってる。


現場をまわりいろいろな方と話し合うと実に勉強になります。

今日も走ります。



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