ある体制が長く続くと考え方や発想、行動原理というものが脳にすり込まれてしまうということを。
昭和の時代から来年で20年も経過しようとしています。
現時点の中高年は昭和に生きてきた世代です。
50代後半(団塊世代)から60代、70代、もちろんその上の世代も。
その世代がリーダーとなり地方の経済界や政治の世界も動かしているところが多いでしょう。
昭和20年に大戦争に負けて国がボロボロになり昭和が終わる40数年間。最後の10年弱がバブル的でありました。
その成長期であった時代が脳にすり込まれているのではないかと。
官主導の国家政策に乗っていけば皆が今日より明日が良くなる。
その成功体験が沁みついているのではないかと思ってしまうのです。
特に地方ではその傾向が強い。
40代の富山県のある社長の話。
高校同級生の7割が、公務員か教師にYKKだと。教師も公務員ですから圧倒的です。
偏差値の高い高等学校なのでしょう。
安定志向なのですね。
これでは地方経済は良くならない。
国が集めた税金を地方に配分しています。
それだから地方から霞ヶ関や永田町の国会議員の先生に陳情に行くわけです。
もらう発想だから知恵が生まれない。
この時代は終わりを告げようとしているのです。
街を元気にするのは税金の多さではなく発想であり知恵です。
商店や会社。民間は特にそうです。
税金頼りの姿勢を改め需要は自ら創るものという発想が必要だと思うのです。
今こそ「ちょい悪おやじ」の発想が・・・
LEONのコピー、
必要なのはお金じゃなくセンスです。
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市川 稔
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