市川稔の米(マイ)情報

不思議な国ニッポン

ふと、そんなことを感じたのです。

外国人から見たら日本とは不思議な国だろうなぁと。

それは日本の意思決定の方法のことです。

ニュースから。

羽田空港に4本目の滑走路建設着工と。

東京や神奈川の人にとっては便利でよいのですが、政府の方針として成田は国際線、羽田は国内線と決めていたような・・・

もうすでに羽田の国際線化は既定路線です。
2千キロメートル範囲のアジアを中心にするようです。
東京都や神奈川県、横浜市は6千キロメートルを主張しています。
国交省によれば羽田の拡張により観光振興効果などで経済効果は年間2兆円を見込んでいるようです。

もうひとつ、

首都移転は国会決議までしているが・・・

今、本気で首都移転できる、するという国会議員はどれほどいるでしょうねぇ~。
国民も本気で信じている人がどれほどいるか?


これが日本的意思決定の方法なのだと小生はみています。

なしくずし的に・・・・・

問題は結論出さない。

時間が解決するという「コメ作り社会」の伝統的な手法でしょう。


コメ作り社会とは地域共同体のことですが、意思決定のおもしろい話しがあります。

神社に行くと「おみくじ」(御神籤)を引いたりしますね。

大吉だとか小吉だとか。これは江戸時代ころからだそうです。

実は「おみくじ」とは神の前で引く「くじ」なのです。

昔から「神仏の配慮は公平」と信じられ、また「偶然は公平」という考えがあったようです。

鎌倉時代には田に用水を引く順番を決めるときや畑の割り当てを決めるとき、あるいは漁村で漁場の割り当てを決めるときに話し合いがつかない場合などに神主の前でくじを引いて決めたそうです。

おもしろいですね。

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