市川稔の米(マイ)情報

米情勢を考える

TPP大筋合意。

参加各国の国会で承認されなければならない。

日本の事情で守るべきものの中に「コメ」が入っている。

高い関税を維持する代わりに・・・

国家貿易で不要なコメを買い続けている。

ミニマムアクセスというもの。

最大、生産量の8%だったかな。

生産量は減っているので輸入も減らさないといけない。


TPPでは、関税維持する、国家貿易を維持する。

アメリカと豪州から特別枠で輸入する。

その分、国産米の備蓄米買入数量を増やすという。


小生の感覚では、官僚の仕事を増やしたとか思えない。




国内のコメ需要は毎年8万トンくらい減り続けている。(主食用)


これは、更に加速すると小生は予想します。

10万トン減るとどうなるか?

10年で100万トンです。


農水省は10年後の平成37年(2025年)に主食用750万トン、飼料米110万トンという目標を掲げている。


閣議決定されている。


飼料米推進について


絵に描いた餅ですな。



主食用は650万トンくらいまで減ることを覚悟しなければならない。


飼料米110万トン?

9割補助の作物を増やし続けるという目標だ。


輸入で主食米増やし、その分政府備蓄米買入増やし、飼料米を増やすという。


マーケット無視の政策ですね。



一番やらなきゃいけないのは消費減を食い止めることです。


子供に国産の最高に美味しいコメを食べさせるべき。

大消費地の子供たちにパン給食やめて(パン屋さんには申し訳ないが)ご飯給食にすべき。

米生産地では、地元のお米を食べさせるべき。

子供の時の味覚が一生残るのだ。



軽減税率、国産のコメ消費減食い止めるべく非課税にする。


飼料米に使う税金いくらかご存じですか?

平成27年度概算要求 飼料米関係


消費の方にまわした方がずっと効果的。


そんなことと思われるかも知れませんが、これ本当に大事なのです。




小生の会社では、流通改革とおむすびで消費減を食い止める事業を行って行く。

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