日立・三菱重工経営統合へ
こういう文字が太く大きくまるで号外のような感じだった。
いつものことですが、
会社側それぞれの発表でなく、日経のすっぱ抜きであります。
それは、
記事の最後の方に「本日発表の予定」というような文字が。
ところが事態は日経の思惑通り運ばなかった。
三菱重工が全面否定。
ここまで否定するかという内容だ。
三菱重工公式ホームページ
合意する予定もありませんと激しく発表している。
文面から怒りが垣間見える。
よほどのことがあったのだろう。
過去何度も何度もあります。
企業の合併や統合あるいは買収案件などスクープ記事で書いてしまう。
発表されていないことを書かれてしまい、仕方なく記者会見を開き事実を認めるというパターンだ。
これは、
新聞辞令だ。
今回は失敗したというわけだ。
でも日経はしぶとい。
本日(8月5日)の朝刊でも1面、3面、13面に経営統合前提とした記事を書いている。
1面のコラム「春秋」にもあたかも決まっているかのような内容でおもしろく書いている。
東京新聞はなぜそうなったか(全面否定を)を解説している。
小生の勝手な推論では・・・
日立と三菱重工はどちらも製造業の名門中の名門。
きっと、
どこから漏れたのだ?
誰がリークしたのだ?
相手ではないのか?
こういうのを疑心暗鬼と言いますね。
極秘裏に進めてきたことが突然すっぱ抜かれたので犯人捜しに。
小生は前に経営していた会社で三菱重工から部長クラスを出向で受け入れていたというかお願いしていたことがあります。
そんな関係で本社にも度々訪問しました。
また、内部の話しもいろいろ聞いたりしました。
大きい会社でも創業社長が居る企業と100年以上経っていてオーナーは居ない企業ではまるで経営のやり方が違います。
新興企業で大手、たとえばソフトバンクなど典型でしょう。
日立も三菱重工も強烈な名門意識があります。
出世のレースは過酷を極める。
誰につくかで出世が決まってしまう。
もちろん業績を残すことも条件だが、人事で部署は決められる。
社長と言えども全員がサラリーマンだ。
一流大学を出てきた優秀(学業成績優秀)な連中ばかりだ。
組織で物事を決定する。
トップ同士だけで決められるとはこの2社に限っては思えない。
日本の大企業、特に製造業は日本経済のエンジン役でありました。
世界の大企業との戦いという大きな側面もあるのでよい形に収まることを期待したい。
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