ある時、本屋で買い求めツンドク(積読)状態でした。
気に入った本は買い求めておいて時間がある時に読む、あるいは読み直すといいね。
週末の出張は電車・新幹線にしたのでかなり読書時間が取れました。
文庫本にしてありますが、およそ600ページにもなる長編。
我慢できなくなり一気に読んでしまった。
解説は最近亡くなった児玉清さんでした。
本編読む前に児玉清さんの解説から入りました。
永遠のゼロ アマゾン
書評もたくさん書かれているので参考にしてください。
また、読まれた方もおられると思います。
現代に生きる、男26歳フリーターと女30歳のフリーライターの孫がほんとうのおじいちゃんがいたことを知り、調べるというもの。
現代とあの悲惨な戦争時代を生き抜いたおじいちゃんを知る人たちへのインタビューというか訪問して驚愕の事実をだんだん知ることになる。
本の内容について受け止め方はいろいろあろう。
それが本の良さだと思うし。
小生の場合は3年前に92歳目前で亡くなった父がまさに大東亜戦争に一兵士として従軍していた。
主人公と重なってみえてしまう。
あの無謀なインパール作戦に参加し餓えと病気と闘い生き抜いた男だ。
戦後、ある程度の時間が過ぎてから戦友会を行うようになった。
熱海や湯河原など温泉旅館で行うことが多かった。
末っ子の小生はなぜか戦友会によく連れて行ってもらった。
なので、子供のころ軍歌はほとんど覚えてしまった。
ゼロ戦の絵を書くのが好きだった。
戦争で軍隊に長くいて一般社会に戻れない人もいた。
大学出の士官である上官が経営する会社がダメになり父のところを頼りにしてきていた人もいた。
夫婦で住み込みで働いていた。
なので自分にとってすごく身近な話なのです。
本の内容はネットで調べればたくさん出てくるのでそちらを参考にしてください。
小説だが、史実を詳細に調べて書き上げた内容は読む者を圧倒し引き入れる。
そのまま脚本になるので映画化を期待する声も多い。
感動の一冊です。
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