1952年生まれの小生は、中学生というか正確に言えば中学1年の時には家のダットサンを近くの相模川の河川敷で乗り回したものだ。
1964年(昭和39年)が東京オリンピックの年なのでよく覚えている。
この年は小学校6年生だったが東京モーターショーを晴海まで一人で見に行った。(この当時の展示会は晴海だった)
1965年(昭和40年)あたりから日本は一年ごとに急速に豊かになっていったのだ。
カーグラフィックの創刊は1962年のこと。
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のちに初代編集長になられた小林彰太郎さんの独特な筆まわしというか表現に若いクルマ好き少年はあこがれと同時に心躍らされたことを鮮明に覚えている。
グラフィックというように、写真が奇麗でありました。
ヨーロッパ車がとにかく中心。
日本車はまだまだ比較の対象にはなりえない存在だったのだ。
モータースポーツをしていた小生は夢中になって読んだものです。
(引っ越しのたびに本や雑誌を大量に処分したことが悔やまれる)
しばらく買っていなかったがこの数年は毎月1日の発売後に買い求めている。
昔と比べて薄くなっちまったなぁ。
広告が少ないなぁ。
リーマンショック以後は見るも無惨な状況で。
業界誌が購読料という本代で成り立つはずもなく。
(でも、CGは提灯記事は書かなかったと思う)
1200円に値上げもした。
自動車関連として経営は厳しいとは思っていたが。
5月1日発売の6月号に衝撃の内容があり愕然としたのであります。
編集長始め何人ものスタッフが今月号で去るということを書いていたのでした。
7月号から新しい体制で始まると。
会社がCGの部門を売却したということのようです。
CAR GRAPHIC Wiki
webCGhはすでに別体制だし。
時代は変わりました。
内燃機自動車のメイン部品はエンジンでしょう。
開発に膨大な資金が要るし、部品点数も多い。
今のクルマメーカーで唯一独自の部品というかコアなものはエンジンでしょう。
その他の部品はどこでも出来ると言ったら怒られるかも知れませんが,部品メーカーにお願いすれば作ってくれるのでは。
エンジンとトランスミッションが必要なくなればどうなるか?
よく言う、
「垂直統合」ではなく「水平分業」という枠組みに変わっていく。
巨大な自動車メーカーというものがどう変わって行くのか?
規模のメリットとデメリット。
中国のような巨大真空マーケットが現れると。
電気自動車はしばらく雨後のタケノコ状態になるだろう。
販売網やアフターサービスというソフトインフラが一番のウリモノになるのではなかろうか?
他社の販売網を活かせるとしたら???
相互乗り入れをしたら???
話しが逸れましたが、出版業界というものは極めて難しい時代の変わり目に直面しているのではないでしょうか。
(産業革命と呼ぶことになるだろう)
ipodもいよいよ今月日本で発売になる。
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