市川稔の米(マイ)情報

北海道の農家をまわって

北海道の農家を訪問してきました。

同じ米農家でも取り組み方は一軒一軒違います。

一軒の農家さんは長いこと有機栽培もやっていることもあり売り先が決まっています。

価格も変わらず。

JAともうまくやっています。

とても珍しい取り組みかな。

素晴らしいことであります。


また、ある農家では近所の農家の玄米を買うようになり。

秋に一発で価格を決めて支払うので地域の農家に喜ばれているようです。

JAに販売委託した場合は秋にもらうのは概算金であり、精算には2年くらいかかる。

一体いくらになったのか分からない。

そういう事情もあり一発精算が喜ばれているそうです。


同じ生産者でありながら集荷をするようになったわけです。

ある生産者は検査員の資格も取りました。


出来秋には集荷した玄米を検査しそのままトラックで出荷。

20トントレーラーは22から23本積むとのこと。

運賃をいかに少なくするかということでしょう。

生産者の手取りをいかに増やすかという努力をしている。



また、別の農家は畑作と水田の複合であり80ha以上という。

米は、

白米で直売する分。

玄米で販売する分。

JAに出荷する分。

栽培品種も4品種あります。


北海道の気候も変わりましたね。


やはり「春」がないというか短いというか。

5月連休明けまでずっと寒く。

6月も低温。

7月に入り気温上がったので危険期は無事過ぎた。

7月中旬には逆に進んでいるくらいまで回復したとのことでした。


北海道の米が良くなったのは「品種開発」の力が大きい。

北海道独自の品種であり北海道でなければ出来ない品種でもあります。

多収のきらら397。

今では、

おぼろづき

ななつぼし

ふっくりんこ

ゆめぴりか

という低アミロースの米が主役になりました。


北海道の米の品種


米を作っている生産者に聞けば「ゆめぴりか」より「おぼろづき」の方が美味しいという。


ゆめぴりかは実力もあるのでしょうがマーケティングが成功したのでしょう。

広い広い北海道。

米農家でも取り組み方はいろいろです。


実際に自分の目で見て話しを聞く。

現場を見せていただく。



多くの気づきを戴きました。


ありがとうございます。

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