市川稔の米(マイ)情報

経営の視点

埼玉から来客がありました。
米屋の後継ぎで26歳。

大学卒業して就職も目指したが就職氷河期ということも重なり一年後に家業を手伝うようになったそうだ。

状況をいろいろ聞いてみたがまだ将来的なことも何も決まっていない状態。

小生のところにはある先生の紹介で来られた。

今は、いろいろな人と会い、いろいろなところを見ると良い。
外の体験がないと、世界が狭くなってしまうので。

おむすびも販売している「米家きゅうさん境川店」に来ていただいた。

祭日ということもあり、次から次にお客様が来店されるのを目のあたりにしてビックリ。
おむすび屋ってこんなに人が来るものだろうか?
おそらくそのように思ったに違いない。

従来の形式でコメが販売できたらそんな楽なことはない。

実際、おむすび屋を開業し繁盛店を作ろうと思えば大変な仕事であることは間違いない。
しかし、その大変なことをするからお客様が価値を認め来店してくれるのではないか。
そんな話をしました。

「付加価値」という言葉も勘違いしている人が多いこともお話しました。

よく出ますね?
付加価値を付けた販売なんていう言葉を。

ちょっと待ってください。

小生思うに、だいたいが「売る側」の都合で言ってないかい?
「付加価値」「付加価値」と。

「付加価値」というのは買う側、お客様からみて価値があるかどうかでしょ?

お客様が認めるかどうかではないでしょうか?

経営のひとつの視点として重要なことかと思います。

自己都合の付加価値という間違い、錯覚に注意しましょう。

また、若い時は死ぬ気になって働くことだ。
若いうちに楽を覚えてしまうと頑張りが効かなくなる。
出来る時は「今」だということを。

景気のせいにするな。
売れないのは景気が悪いのではない。
お客様が自分の店を選んでくれていないだけのこと。

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